一生一作 師・棟方志功の教え

一生一作

世の中は苦難の連続であり、それを乗り越えていくことに人生の意義や価値があります。今やるべきことに全力で取り組みます。そのうちにやろうと思って、今に手を抜いてしまうといつになっても全力でできるようになりません。今を全力でやらない人が、そのうち全力ではやれるようになるなんて甘くありません。後になって全力でやれない自分に気がついてしまいます。

仕事では全身全霊で今やるべきことに取り掛かります。誰かの指示を待つことなく、自分が正しいと思うことを積極的にやり続ければ必ず結果が出ます。仕事は自分の作品を作り上げることと同じです。アウトプットなるもの一つ一つが自分の作品です。気持ちを込めて責任を持って仕上げていきます。ただただ前に進み次の仕事を伸ばしていきます。自分の引退を迎える時に一つの作品が出来上がるようなものでしょう。それまでは一品一品に精魂を込めて作り上げていきます。作品にはこだわりを持ちたいものです。こだわりは自分の考えや基準から成り立つものです。細かいところまで目を行き届かせて自分のやるべきことに集中していきます。

棟方志功(1903-1975)

青森県出身の版画家。2014年に旅行で訪れた浅虫温泉の「椿旅館」は棟方志功ゆかりの宿でありました。作品が多く飾ったりその活躍を知ることができます。

  

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