MBTIによる自己分析

Myers-Briggsタイプインディケータによる自己分析

Myers-Briggsタイプインディケータ(MBTI)という性格タイプ診断を用いて自分の特徴を表す。MBTIと呼ばれる性格タイプを診断するツールを開発したのは、イザベル・ブリッグス・マイヤーズとキャサリン・クック・ブリッグスの母娘であり、心理学者カール・ユングの心理的タイプ論に基づいて、個人の性格を分類するための指標として開発されたものである。

MBTIの目的は、人の性格・傾向を理解することで、自己理解や他者理解を深めることにある。キャリア選択、チームビルディング、教育、カウンセリングなどに活用される。MBTIは心理学的な理論に基づいているため、自己理解のためのツールとして使われることが多い。MBTIの16タイプは、それぞれ独自の性格傾向を表し、4つの指標の組み合わせによって決まる。

私は外交、社交タイプであり、仲介者と呼ばれるINFPのタイプに当てはまる。これは内面が豊かで、価値観を大切にする。そして、芸術的、創造的な傾向がある。この特徴は、人口の4~5%という比較的珍しいとされるタイプであり、この本質、強みと弱みを理解して、人との関わり方、そしてキャリアの可能性について深く考えていく。深い共感力、人への献身、これらはINFPの特徴の側面でもある。

INFPは、Iが内向型、Nが直感型、Fが感情型、Pが認知型を表す。Iは、エネルギーが内面に向かい、一人の時間を大切にする傾向がある。Nは物事を外見や可能性で捉えて、全体を見る視点を持つ。Fは意思決定の場面において、論理よりも感情や価値観を重視する傾向にある。Pは計画性より柔軟性や自発性を好む態度に特徴がある。

ここで注目したいのは、単なるタイプの組み合わせということではなく、私の核となるアイデンティティであり、支援者であり、仲介者であり、人々のメンターという存在になるということである。他者への深い共感力と、世の中をより良くしたいという気持ち、そして困っている人を助けたいという内面から湧き出る気持ちが強い願いを示している。そして、多くの場面で、論理的な正しさよりも、自分自身の内なる信念や直感に従って行動することや、日々の細々としたタスクよりは、未来の可能性や理想像に心を惹かれる傾向が強い。内向的というと静かなイメージがあるが、内から出る闘争心が沸き起こり、その内面には非常に熱い思いやりや理想を秘めていることになる。人口の4~5%というとてもユニークな存在である。

具体的に特徴を挙げていく。創造性がある。これは単に芸術的な才能、例えば文章やデザインといった分野に、それだけにとどまらない。問題解決においても、既存の考えにとらわれずに、新しい視点やアプローチを見つけ出す力を備えており、状況に応じて流れるような思考で、ユニークな解決策を生み出すことが得意である。創造性が問題解決につながるという特徴がある。また、情熱的な決意を持っている。一度、決めたことに対して、自分の価値観に合う目標を見つけた時に、驚くべき集中力と献身性を示していく。健康や幸福さえも二の次にして、その目標達成のために人生を捧げ、一心不乱に取り組み、一度決めたことには食らいついていくことになる。プロジェクトの細かい管理というよりは、その先にある大きなビジョンに集中する傾向がある。その情熱の源泉になっているのが、自らの価値観である。高い道徳基準、公平さへの強い希求、誠実さ、そして何よりも、自分らしさ、個性を重んじる姿勢が随所に見られる。自分自身が誠実でありたいと願うと同時に、他者にもそれぞれの道を見つけてほしいと、非常に受容的な態度をとることになる。だからこそ、相手の話をじっくり聞く聞き上手でもある。

ただし、このような理想主義や内向性の側面が、第一印象では少し違った形で受け取られる可能性もある。初対面では、その内面から内気あるいは少しよそよそしいと見られたり、あるいは感受性の高さゆえに過敏で傷つきやすいと捉えられたり、私が語る壮大なビジョンがちょっと現実離れしていて、実用性に欠けるといった印象も与えてしまう可能性もある。理想が高い分、現実とのギャップに戸惑うこともある。そうした誤解を受けやすい側面がありつつも、私が持っている内に秘めた思い、静かな自信を秘めていること、そして、一人の時間も、実は深く思考して、新しいアイデアを育むための重要な時間である。つまり、内向性が私のパワーの源でもある。このような特徴は、どのような光と影、つまり強みと弱みに現れるのだろうか。

強みとしては、まず利他主義が挙げられる。これはかなり特徴である。単なる優しさというレベルを超えて、自分自身の幸福よりも、他人の幸福を優先するという、強い道徳原則に基づいている。個人的な利益のために、倫理観を曲げることは、まず考えられない。そこが、支援者、仲介者と呼ばれる所以の一つでもある。他にも、誠実さ、自分の信念に正直であること、心の広さ、新しい考えを受け入れる柔軟性。そして、コミットメントと創造性、情熱。これらは強力な武器になる。

これらの素質は、裏を返せば弱みにもなり得るという現実面もある。例えば、利他主義や共感性の高さが、自己犠牲につながりやすく、他人の問題を優先するあまり自分のニーズを後回しにしてしまって、心身ともに燃え尽きてしまう危険性もある。他に過敏であること、他者の感情を過敏に察知できる反面、騒音や強い光、人間関係の緊張といった外部からの刺激に圧倒されやすく、時にはストレスを感じるということもある。また、理想の姿勢が非現実的と見られる原因にもなり得、壮大なビジョンは得意でも、それを実現するための緻密なステップや、細部への注意が遅くなりがちになる傾向がある。理想と現実のバランスをよくとり、過信すぎず、気をつけなければならない。

基本的に、人を信じやすい性格のため、利用されるというふうに見られることもある。しかし、私自身は、過去に人から利用されたことなどの経験はない。ただ、他のタイプより、高い可能性があるということである。人を疑うより、まず信じようとするところが、そのように見られるのかもしれない。これらの特性を踏まえた上で、INFPがよりよく生きていくための成長のヒントがある。

まず、自分自身の創造性と精神性を大切にして、育み続けることである。美しいものや知的価値を創造することに喜びを見出す。また、社会的な正義や、恵まれない人への奉仕といった活動も、精神的な成長につながるものになる。教育も重要である。知的好奇心が旺盛であるため、学ぶことに喜びを感じるタイプでもある。正しい知識を吸収する力は高い。一方で、実践的なスキルとして、話術を磨く必要性もある。意見の対立を、個人的な攻撃と捉えずに、建設的に対処する方法も学んでいく。繊細さゆえに、批判に深く傷つきやすいが、それを乗り越えて、成長の糧にする方法を身につけることが大切になる。リーダーの役割を考慮する点において、聞き上手であるため、全体像を見渡し、人を励ます力を持っている。組織に変革を徐々にもたらし、影響力のあるリーダーになる可能性がある。そして、完璧主義には注意が必要である。高い基準を持つこと自体は良いのだが、それが過剰になると、達成できない時に、自分を責めて、かえって創造性や幸福感を損なうことになる。現実的な目標設定が重要になる。

そして、キャリアについては、どのような仕事や働き方がINFPに合っているかを考えていく。核となるのが、価値観や信念と一致して、創造性や問題解決能力を活かせる仕事であり、これが鍵になる。そして、ある程度の自律性を持って働ける環境において強みを発揮し、一方でマイクロマネジメントをされる環境では、苦手な傾向がある。肯定的なフィードバックや、自分の貢献が認められることに大きなモチベーションにつながる。具体的な分野としては、アート、デザイン、執筆といった創造的な分野である。それからカウンセリング、ソーシャルワーク、心理学、理学療法といった人を支援する役割がこれに当てはまる。教育、特に個性を尊重する教育、年少期の教育や特別支援の教育も挙げられる。自分のペースで深く掘り下げられる仕事が向いている。

逆に避けた方が良いとされる職業は、厳格な階層構造があり、規則、ルーティーンワークが中心な仕事であり、自由な発想や柔軟性を制限してしまう可能性がある。例えば、軍隊や警察、一部のエンジニアリングの分野、金融など、対立や競争が激しい環境もストレスになりやすい。

チームで働く場合は、自分のビジョンに情熱を燃やすあまり、特に完璧主義的な面が出て、周囲と衝突する可能性がなきにしもあらず。でも、同じ目標を持つ仲間とは、強い絆で結ばれて、互いにサポートし合える協力的な環境では、素晴らしい力を発揮することになる。リーダーとしてメンバーの可能性を引き出し、励ます力があり、一方で対立を避けたい気持ちが強いあまり、難しい決断をためらってしまう側面もあるかもしれない。人間関係については、表面的な付き合いよりも、深く意味のあるつながりを求めることになる。

関係を築くのに時間はかかるかもしれないが、一度コミットすると非常に誠実で、まさに魂の伴侶を探し求めるような姿勢が見られる。外見や社会的地位といった条件よりも価値観が共有できるか、心から信頼し合えるかといった本質的な相性を何よりも重視する。ビジネスパートナーにはかなり自由を与えるタイプである。相手を信頼して束縛するよりは、独立性を尊重する傾向がある。自分自身の感受性の高さから些細なことで傷ついたり、無意識にビジネスパートナーに高い理想を求めたりするところは注意が必要である。好奇心旺盛で心が広く、関係がマンネリ化しないように常に新しい発見を求める魅力的なビジネスパートナーでもあると書かれている。

親としてはどうだろうか。これは素晴らしい親である。子どもの視点に立って、世界を見ることを楽しみ、子どもが自分自身の考えを持ち、ユニークな個人として成長できるよう、温かく見守る。非常に愛情深く、献身的であるが、ここでも感受性の高さが影響して、子どものネガティブな感情に過剰に同調してしまったり、しつけの場面で強く出られなかったり、あるいは感情的な負担を感じやすい側面もあるようである。基本的には、子どもの話をよく聞き、信頼関係を築き、強い道徳観を育む手助けをする、良い親になるとされている。

相性については、やはり同じような直感Nや感情Fを好むタイプ。例えばINFJ(理想主義で洞察力がある)やFP(創造性と社交性)といったタイプとは価値観が似ているので、自然に理解し合えて、強い絆を築きやすくなる。一方で、思考や感覚を好む、一見正反対に見えるタイプ。衝突のリスクもあるが、これらのタイプは、INFPが持っていない強み、現実的な視点や計画性を持っていることが多い。お互いの違いを尊重し、学び合うことができれば、弱点を補い合って、とても大きく成長できる可能性を秘めていることになる。違いがあるからこそ、豊かになれる関係もあるということである。

人と効果的にコミュニケーションを取る上で大事なことは、まず1対1の状況を好む傾向にあることである。大勢の中より個人的に本音で話せる場面を設けるのが効果的である。そして、敬意と思いやりを持つこと。感情的な議論は避けて、穏やかに誠実に接することが大切になる。批判的な意見を伝える際も言葉を選ぶことが大事であり、配慮が必要になるということである。対極から話し始めること、細部から入るより、まず全体像から目的を示すと、相手に理解しやすいようになる。あとは自分自身が優れた聞き手となり、積極的に耳を傾ける姿勢が重要である。そしてオープンマインドでいること。時に大げさに聞こえるかもしれないが、相手のアイデアにも面白がって耳を傾けることで、思いがけない発見があるかもしれない。対話を通じて、互いの考えを深めていくことを喜ぶことになる。

私は、深い理想主義であり、そして創造性を持ち、強い共感力と誠実さを胸に、自分の価値観に従って生きていこうとする人物である。その繊細さゆえに、葛藤や現実との折り合いに悩む側面もあるが、芸術的な表現や、他者を支援する活動を通じ、世界に貢献しようと願う姿は、光と影を象徴するものになる。非常に多面的で深い内面を持つ特徴がある。

自分自身の内なる声、つまり価値観に従って真実に生きたいと強く願う姿勢を持つ。同調圧力が何かと強い現代社会において、自分自身のユニークな価値観やらしさを大切にして生きていくことは、どれほどの挑戦であり、また同時に、どれほど大きな力の源泉となり得るものか、考えてみるのと、とても良い気づきになり、生命に活力と勇気がわいてくる。

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