焦りという感情

焦りという感情

焦りという感情について話をします。焦りというのはうまくいかない、間に合わないかもしれないという不安から生じる落ち着かない心理状態です。そして焦りの対処法は感情の制御法、 7つの制御法です。不安や緊張、に対するものとなりますが、その中でも重要なものが次の通りです。まず、焦りをメタ認知し、「で」と突っ込む。そして、深呼吸。それから、焦りで自体が好転するなら、もっと焦ればいいと。焦ってメリットがないなら、やめればとセルフトークをします。そしてよく見られたい、いい思いをしたい、恥をかけたくない、失敗したくないというエゴを排除する。そして最悪の展開を想定し、受け入れる覚悟を決めると。こういう風なところがですね、焦りの対処となります。

私がよくやるのはこれですね。「焦ってなんかメリットあるの」と「ないならやめれば」という風によく自分に言います。例えば焦る場合の典型的なものが時間に遅れそうという時です。電車に乗ってます。あ、これ5分遅れるなとかですね。10分遅れるなとか。そういう時に焦っている自分に気づくと、焦って電車の到着が1分でも早まるならば、もっと焦ればいい。ところが焦ろうが焦るまいが、到着時間は変わらないよね、と。だったら焦るのをやめれば、と言います。

そして、ここ一番の場面に挑む際の心構えとして、重要なプレゼンや問題発生時の対応、それから試合や受験など、ここ一番の場面で失敗を恐れ、不安、緊張、焦りに苛まれると、高いパフォーマンスができません。ですので、ここ一番の場面においては、絶対にうまくいかなきゃいけないと思えば思うほど緊張するし、焦るし、不安を持ってくれます。だからそうは思わないということがポイントです。

受けとめ側の話です。そのことがうまくいった人生とうまくいかなかった人生、どちらの人生が幸せかは後にならないと分かりません。その結果、本当の意味は今は分からないです。例えば、試合に負けたとか、受験で落ちたとか、それが長い人生において良いことなのか、悪いことなのか、それは後になると分かるのです。皆さんもビジネスの場面でこういったシーンであると思います。毎回執着しすぎない。とにかくベストを尽くせ。

この点に関して荀子という方がですね、こういう発言を言っておられます。

「それ学は通のためにあらざるなり。窮して苦しまず。飢えて心衰えず。禍復執事を知って惑わざるがためなり」と、どういう意味かと言いますと、学問というのは成功や出世のためにあるものではないと。困難な状況にあって苦しむことなく、不安を抱えていても、意志が衰えることなく、何が真の災いであり、何が真の福であるかを知り、様々な問題に直面しても惑わないようにするためにあるのであると言ってるわけですね。

それこそが学問であると。非常に私は示唆に富む言葉だと,思いますので、皆さんもぜひ参考にしていただければと思っています。

そして映画やゲーム、これが面白いという風な方ももちろんいらっしゃるんではないですか。あれなんで面白いかという話ですが、ゲームとか映画は、それはですね、不安とか緊張とか焦りを感じながら何かを成し遂げているところに面白さを感じるわけです。

例えばゲームをやりました。出てくる敵がめちゃくちゃ弱い。全部一撃で倒せる。そういう敵がずっと出て、最後までクリアしました。え、楽勝でしたというゲーム面白いですかっていう話です。これおそらく面白くないと思うのです。なんですかって話です。これが不思議なところで、一発やっつけられる楽勝楽勝でゲームを終わっていいんです。楽しいじゃんと、ところが楽しくないのです。なぜかというと敵が弱すぎると弱すぎるかなと言います。じゃあ敵って強い方がいいんじゃないですか。敵強いとそれはこの敵倒せるか不安になったりするすごいわって。

その結果、なんとかクリアするという体験をすると面白いって感じます。映画も同じです。主人公が,いました。この主人公が能力高くてイケメンでスタイルも良くて、運動神経抜群で超金持ちという人が何倍の苦労もなくして、すごくハッピーな人生を送りました。こんな映画、面白くないと思います。なんだこの映画ってなると思うんです。いいじゃん、そういう映画すごく楽しそうやんと思うわけですけど、なぜか楽しいと思えない。なぜかというと、不安も緊張も焦りも感じないんです。例えば、そういう主人公が行きましたと、すごく人生ハッピーだけど、人生なめきっていると思ったら、こんな挫折をしました。めちゃめちゃ反省しました。そこからもう自分の信念を入れ替えて性格も態度も改めてこういう風なところをやって、ものすごくどん底から這い上がっていく。どん底から這いつくばって、心を入れ替えて、こんな風に努力したら幸せになりました。こういうストーリーを見ると面白いと思うんです。

結局、不安とか緊張とか焦りというのは要素がないのでが面白くないんです。これって人生も同じなのです。将来人生を振り返った時に不安とか緊張,焦りがこういう感じながらも、何かを成し遂げる、成し遂げたらっていう思い出が人生の宝となるわけです。何の不安も緊張も焦りもないという人生ほどつまらない人生はないわけです。とにかく無難に生きました。もう無難に無難に失敗しないように、失敗しないようにしました。そして不安も緊張も焦りも味わいたいたくないからチャレンジなんか一切しませんでした。ノーチャレンジ、ノーチャレンジで生きてきました。こんな人生で以上、という人生ですね。面白くないと思います。

不安、緊張、焦りのない人生というのは挑戦してから挑戦していない人、人生なのです。挑戦をせず自分の可能性を試せなかった人生はとてももったいない人生です。ですから不安、緊張、焦りがある人生を,過ごせていますか。最近、不安の緊張の焦りもないというのもあれば、もしかすると挑戦しているのかもしれません。となると、ものすごくもったいない人生の過ごし方になっているわけです。そういった意味で、ちゃんと不安、緊張、焦りを感じていますかそれが感じられないような挑戦もですね、ぜひやってみていただければと思います。

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