最強の経験学習

デイヴィッド・コルブ(David Kolb)の「経験学習モデル」と「9つの学習スタイル」について説明

1. 経験学習サイクルと9つのスタイル

私たちは、日々の経験から学ぶことで「常に学び続ける姿勢」を獲得します。そして、その学びを自分自身の意思決定や選択に反映させていくのです。

学びのプロセスにおいて「経験」「検討(内省)」「思考(概念化)」「行動(実践)」という4つのステップをたどります。これを「経験学習サイクル」と呼びます。

このサイクルを回す際、自分に合った学習スタイルを知ることが重要ですが、そのスタイルには人間の特性に応じて9つのパターンが存在します。

  • 経験(Experiencing) / 創造(Creating) / 検討(Reflecting) / 分析(Analyzing) / 思考(Thinking) / 決定 / 行動(Acting) / 開始(Initiating) / バランス(Balancing)

2. 「強み」への固執から「柔軟性」の獲得へ

人の言動には、その人が得意とする学習スタイルが自然と現れるものです。キャリアの初期においては、自分の得意なスタイル(強み)を発揮することが成功へとつながります。しかし、特定のスタイルにこだわりすぎると、変化への融通が利かなくなり、やがて限界が訪れます。強みも過剰に使いすぎれば、時間の経過とともに弱みへと変わってしまうからです。

ここで陥りがちなのが、「慣れないプレッシャー(新しいスタイルの欠点)を恐れるあまり、現状維持(好みのスタイルの欠点)にしがみつき、耐えてしまう」という状況です。

これを打破するために必要なのが、新しいスタイルを受け入れる「学びの姿勢」です。学習の柔軟性を高めることは、自分のコンフォートゾーン(快適な領域)を広げることに他なりません。「学びの柔軟性が高い人」は、変化の激しい「人生における柔軟性も高い人」と言えます。

3. 生涯にわたる探求と環境への適応

私たちが目指すべきは、自分の得意なスキルの強みを活かしつつ、新しいスタイルに挑戦し続けることです。これは、9つの学習スタイルすべてを状況に応じて使いこなす能力を築くための、生涯にわたる探求の始まりです。

この能力を磨くことで、仕事、人間関係、家庭など、人生のあらゆる場面で本来の強みを発揮できるようになります。生涯を通じて学び、心を開き、勇気を持って自らの意志に従うことで、私たちはどのような環境にも一そう適応できるようになります。

一貫性のあるバランスの良い人生を送るために必要なのは、他者との競争ではなく「協調」です。状況を客観的かつ適切に捉え、経験がもたらす変化を柔軟に受け入れる。これによって初めて、私たちは環境に支配されるのではなく、「自分自身で人生の状況を作り出す(主導権を握る)」ことができるようになります。そのためには、心を鎮め、意識のアンテナを広げ、集中して「学び」を意図することが不可欠です。

4. 過程(プロセス)を重視し、失敗を成長に変える

自分の経験から学びを得て柔軟性を身につけるということは、大きな目標を達成するために「日々の小さな積み重ね」に焦点を合わせるということです。世の偉業は、生まれつきの才能によるものではなく、経験を通じて後天的に身につけた能力の結晶です。

「結果」よりも「プロセス(過程)」を重視すれば、心はより開放的になり、リラックスした状態を保てます。その結果として生産性が上がり、取り組んでいる活動そのものを深く楽しめるようになります。

また、失敗から学びを得るためには、一時的な感情の波(落胆や怒り)をコントロールすることが極めて大切です。成長にはリスクと失敗がつきものです。失敗は、あなたの学習能力や成長能力の低さを証明するものでは決してありません。 それは単に、次のサイクルへ進むための貴重な「経験データ」に過ぎないのです。

それでは次に、9つの学習スタイルについて詳しく解説していきます。

1. 経験するスタイル

「経験するスタイル」が好きな人は、人と深く関わり、つながりを作るのが得意な人です。洞察力があり、感情豊かで、温かく魅力的であり、ためらうことなく感情を表に出すことができます。今この瞬間に意識を向け、どんなことであれ周囲で起こっていることに関与する術を心得ています。マインドフルネスを五感へと広げ、触れる、見る、聞く、味わう、嗅ぐことを楽しむことができます。友人と食事をする、美味しい食事を作る、様々な食感を味わう、自然の中で過ごすといった活動から喜びを感じます。人と深い会話を交わし、マインドフルネスを実践し、感情や体の感覚に注意を払って学ぶことによって成長することを好みます。

注意点とリスク

この「経験するスタイル」を使いすぎると、客観性を持てなくなってしまいます。感情的になり、批判的な意見を求めるのを避け、親しい人としか交流しなくなってしまうかもしれません。また、論理的な根拠のない決断をしてしまい、周囲からの信用を失う恐れもあります。

チームを率いるヒント

このスタイルの強みは、人間関係を築くことと全体像を描くことにあります。つながりを作ってチーム精神を育み、メンバーには自信を持って新たなアイデアを出すように促していきます。グループを率いるときには、チームメンバーの感情に意識を向けるのと同じように自分のことにも注意を払い、自分の気持ちや直感を大切にします。そして、型破りなアプローチや、確信をもたらす新しい情報には、常に心を開いておくことが大事です。メンバーがチームに対して思い入れを持てるように、ストーリー性のある話を使うのも効果的です。刺激を与え、関係を構築し、メンバーの成功を手助けしていきます。

コミュニケーションの方法

「経験するスタイル」でコミュニケーションを取る場合、あるいはこのスタイルの人とコミュニケーションを取りたい場合は、まず自分の感情や感覚に意識を向けます。そうすれば、個人的なレベルで他者とつながりやすくなります。心を開き、耳を傾け、相手を受け入れるように心がけることが大切です。それから、繊細で感情のこもった言葉を使用し、物語や隠喩、創造的な文章を取り入れながらコミュニケーションを取ります。

対立したときは、思いやりを持って個人的に接します。さらに、互いの感情に注意を払い、「問題が解決したときにはお互いに良い気分でいたいはずだ」ということを思い出して緊張を和らげます。

  • 能力: 信頼できる人間関係を築くことができます。何かに参加したり没頭したりすることができます。コミュニケーション時には個人的なつながりを作り、感情を表に出すことができます。
  • 好きな環境: 生き生きとした会話が飛び交う空間、自然の中、感情的な刺激が多い場所です。
  • ストレス要因: 関係者のことを考慮していない決断、今この瞬間を無視した未来の計画に集中すること、事実だけに頼ること、型にはまった行動です。
  • 鍵となる質問:
    • 今、この瞬間に存在しているでしょうか。
    • 地に足をつけて呼吸に意識を向けているでしょうか。
    • 体の反応を意識しているでしょうか。
    • 直感は何と言っているでしょうか。
    • 周囲の環境に注意を払っているでしょうか。
    • 今この瞬間、自分を変化させようとする経験を信頼しているでしょうか。
    • 他人にも自分にも気を配り、関わっているでしょうか。
  • よく使う言葉: 「何かがおかしい気がする」「みんなはどう感じている?」

経験するスタイルを身につけるには

このスタイルを身につけることで、他人だけでなくあなた自身、感情、体の感覚、そして時間との間につながりを築くことを目指せます。また、どんな状況に直面しても、離れたところから見守るのではなく、積極的に関与できるようになります。さらに、過去を悔やんだり未来を心配したりするのではなく、今この瞬間に集中して、五感で体感していることを認識できるようになります。そうすれば、ただの概念ではなく、具体的な経験や特定の状況に意識を向けられるようになります。この認識は、意思決定の際の基盤にもなってくるはずです。

感情や体の感覚を意識したいと思ったとき、つながりやコミュニケーションを築いたり他者と共同作業をしたりするとき、あるいはこの瞬間と周囲の環境に集中したいと思ったときには、経験するスタイルを身につけると良いでしょう。このスタイルに慣れるには、スタイルに特有の体の使い方をしてみたり、スタイルの能力に意識を向けるエクササイズをしてみたりするのが効果的です。また、鍵となる質問を自分に問いかけてみると、このスタイルの効果的な使い方が見えてくるはずです。

  • 体を使ってみる: 五感に意識を集中します。感覚、感情、環境に意識を向け、視野を広げて状況を広い角度から眺めます。
  • 身につけるための手法: 呼吸に意識を集中します。自然の中を散歩します。感覚を研ぎ澄まします。

2. 想像するスタイル

「想像するスタイル」を好む人は、他人の気持ちに敏感で、相手の話に耳を傾け、共感を示します。出来事や人間関係、交流の中にパターンを見出し、そこから意味を考えます。迫られない限りは選択肢を狭めず、何事もオープンにしておきたいと思っています。創造的な方法で成長したいと思っていて、もしかすると自分の成長そのものを創造的なプロジェクトと見なしているかもしれません。

注意点とリスク

「想像するスタイル」を使いすぎると、選択するのを恐れるあまり、何もかもを一緒くたにしてしまうかもしれません。時には、目標の達成という具体的な結果をないがしろにすることもあります。さらに、目標を目指す過程で集中力を失ったり、すでに決定したことについてまた議論したくなったりします。他人を気にかけるあまりに決断できなくなったり、プロジェクトを最後までやり遂げるのは不可能だと感じたりすることもあるようです。

チームを率いるヒント

このスタイルの強みは、新しいアイデアや人に対して開かれた文化を作ることにあります。グループを率いるときには、あなたの価値を認め、信頼してくれている人を仲間に引き入れて会話や議論をします。時機が整うまでは決断をせず、メンバーの気持ちに注意を払い、互いの違いを受け入れるよう指導することで、対立や衝突を最小限に抑えます。様々な意見やアイデアを情報源として認め、型破りなアプローチや革新をもたらしてくれるような新しい情報に、常にオープンでいるように心がけます。

コミュニケーションの方法

「想像するスタイル」でコミュニケーションを取る場合、あるいはこのスタイルの人とコミュニケーションを取りたい場合は、新しいアイデアを鼓舞するような質問をすることから始めましょう。そして、ブレインストーミングをして、高い目標や高い理想を掲げます。さらに、共感と信頼を伝える言葉を使い、人の言葉に真摯に耳を傾けます。すべての人の会話に入れて、それぞれの気持ちを感じ取るように努めることが大切です。人を結びつけて鼓舞する状況を作るために、様々な選択肢を用意します。

対立に対処するときは、共通の価値観に基づいて個人的なつながりを作り、温かくて気楽な接し方で緊張を緩めます。今後もポジティブなつながりを維持したいという意思を伝え、共感を示します。

  • 能力: 新しいアイデアを生み出すことができます。他者への共感を示すことができます。人の意見を聞き、新たな可能性を思い描くことができます。
  • 好きな環境: 生き生きとした会話が飛び交う空間、自然の中、感覚的な刺激が多い場所です。
  • ストレス要因: 一つの正しい道に集中すること、プロジェクトを終えるのに必要な詳細に意識を向けること、調和に欠ける人間関係、人やアイデアを排除することです。
  • 鍵となる質問:
    • 信頼関係を深めているでしょうか。
    • 根拠なくポジティブな見方をしているでしょうか。
    • すべての人を仲間に入れているでしょうか。
    • あらゆる可能性を受け入れているでしょうか。
    • 多様な情報源を持っているでしょうか。
    • 判断が早すぎることはないでしょうか。
    • 心を開いて耳を傾けているでしょうか。
    • 手助けをするには何ができるでしょうか。
  • よく使う言葉: 「手伝えることはある?」「可能性を考えてみて」「必要な情報は?」

想像するスタイルを身につけるには

このスタイルを身につけることで、様々なソースから情報を集めてアイデアを出し、ビジョンを作ることを学べます。目新しさを追求し、様々な可能性を思い描き、自分の価値につながることから始めます。細部を気にするよりも、全体像を捉えるようにすることが大切です。これを意識していくことは、問題解決のための新しいアプローチの数々を検討するのに大いに役立つことでしょう。共感力を示したいとき、多様性を楽しみたいとき、あるいは視野を広げたいと思ったときには、このスタイルを身につけます。

このスタイルに慣れるには、スタイルに特有の体の使い方をしてみたり、スタイルの能力に意識を向けるエクササイズをしてみたりすると良いです。また、鍵となる質問を自分に問いけてみると、このスタイルの効果的な使い方が見えてくるはずです。

  • 体を使ってみる: リラックスしてペースを緩めます。自分がより軽く、よりオープンに、より優しくなると想像します。穏やかな動きで人を惹きつけます。
  • 身につけるための手法: 1つの問題に対して3つの解決策を考えます。目標を設定することなく、好奇心を持って新しい環境に身を置きます。人と話をするときは、判断をする前に3つの質問をします。

3. 検討するスタイル

「検討するスタイル」を好む人は、長い時間をかけて考えて、経験とアイデアをつなぎ合わせます。考えることと観察することに没頭し、あらゆる観点から情報を検討するタイプです。そうすることで、見えない場所から大きな意味のあることを見つけ出すのです。また、観察力が鋭く理解力があるため、他人の気持ちや要望に対してとても敏感です。グループ内では静かでも、実は常に本質を見抜いています。機会さえ与えられれば、深い会話を通して、物事をより良く理解したいと思っています。このスタイルの人にとっては、自分のペースを守ることがとても大切です。練習や視覚化、慎重な考えを通して成長することを好みます。

注意点とリスク

「検討するスタイル」を使いすぎると、目標を達成したり、行動に出たりすることができなくなり、結果的にチャンスを逃してしまうかもしれません。時間通りに進めたり、エネルギーや緊迫感を維持したりできなくなることもありそうです。

チームを率いるヒント

このスタイルの強みは、感情と思思考のつながりを認識できることにあります。グループを導くときは、人のニーズと正確な情報、探求、主張の必要性を考慮した効果的なプロセスを考えます。作業中は、時期尚早な決断をしないように気をつけます。

コミュニケーションの方法

「検討するスタイル」でコミュニケーションを取る場合、あるいはこのスタイルの人とコミュニケーションを取りたい場合は、ゆっくり資料を持って切り出し、より深い会話ができるような質問をして、相手の話には注意深く耳を傾けることです。また、話す前に自分の言葉やアイデアについてじっくり考えておき、相手との間に信頼を築きます。時間をかけて慎重に、時には一旦立ち止まってみるのも大切です。アイデアをしっかり分析し、模範となる人を観察します。

対立したときは、質問しながらゆっくりと対処することです。忍耐力を持ち、一人でゆっくり考えてから結論を下すことで、緊張を和らげます。

  • 能力: 心を開いて聞くことができます。様々な情報源からの情報収集ができます。背後にある問題と原因の特定ができ、様々な視点から問題を見ることができます。
  • 好きな環境: 自然の中に1人でいる環境です。視覚的・聴覚的な刺激により「記録したい」と思わせてくれる空間、熟考・創造・発見ができる環境、個人のプロジェクトも進められる静かなスペースです。
  • ストレス要因: 緊急に行動する必要性を感じること、間違いを犯すこと、準備をせずに人前に出ることです。
  • 鍵となる質問:
    • 思考を刺激する質問を考えたでしょうか。
    • よく考えて答えを見つける時間があるでしょうか。
    • ペースを落とせないでしょうか。
    • 他の視点を考慮したでしょうか。
    • 観察して熟考したでしょうか。
    • 立ち直るための時間を取ったでしょうか。
  • よく使う言葉: 「もっと深く掘り下げてみよう」「じっくり考えてから戻ってきてもいい?」(ただし、ただ黙り込むだけの時もあります)

検討するスタイルを身につけるには

このスタイルを身につけることで、人の意見を聞き、よく観察して複数の視点を検討することを学びます。また、忍耐力も培えるでしょう。さらに、決定事項や結論に飛びつくのではなく、過程に関心を持つことを学べます。過程への気づきは、マイナス面を最小限に抑えながら、人や物事を効果的に動かすことにつながります。立ち直りたいとき、感情や思考を理解したいとき、心を開いて人の話を聞きたいとき、あるいは緊急または曖昧な状況でも落ち着いて最善の行動を考えたいと思ったときには、このスタイルを身につけましょう。

このスタイルに慣れるには、スタイルに特有の体の使い方をしてみたり、スタイルの能力に意識を向けるエクササイズをしてみたりすると良いでしょう。また、鍵となる質問を自分に問いかけてみると、このスタイルの効果的な使い方が見えてくるはずです。

  • 体を使ってみる: じっと静かにしています。わざとゆっくりと動きます。
  • 身につけるための手法: 1つのテーマについて、一方の立場から主張を行い、続けて反対側の立場からも主張してみます。その時、見方がどう変わるか確認します。明確に理解するために、自分に向けられた文章(特に感情的なもの)を何度も繰り返したり、言い換えたりしてみます。いつもと違うルートで家に帰り、10個の違いを見つけます。

4. 分析するスタイル

「分析するスタイル」を好む人は、膨大な量の情報を整理して体系化するのが好きです。整然とシステム化された方法で事前に計画を立てて、ミスを最小限に抑えたいと思っています。これを実現するために、コントロール、抑制、整理のスキルを使います。分析するスタイルの人は、感情を挟まずに、常に客観的な立場を取ろうとします。厄介な人間関係よりも、自分でコントロールできる研究のほうを快適に思う傾向があるようです。自分がコントロールできる環境で、慎重な計画を立てて成長したいと思っています。

注意点とリスク

「分析するスタイル」を使いすぎると、即興を恐れるようになるでしょう。また、プロジェクトの細部に固執しすぎて、目標への歩みが止まってしまう恐れもあります。さらに、体系化することにこだわるあまりに他者に対して批判的で厳しくなり、あらゆる変化をコントロールせずにいられなくなってしまうこともあります。人を避け、一人で仕事をするようになるかもしれません。

チームを率いるヒント

事実と論理をはっきり示してから行動を起こすのが、このスタイルの強みです。グループを率いるときには明確な目標を示して、この仕事が重要な理由をメンバーが理解できるようにしましょう。作業を進める間も、分析能力を活かしてプロジェクトを正確に管理することです。計画に基づいて目標を設定し、メンバーが作業を継続しやすくします。

コミュニケーションの方法

「分析するスタイル」でコミュニケーションを取る場合、あるいはこのスタイルの人とコミュニケーションを取りたい場合は、正確で論理的な言葉を使いましょう。詳細を調べ、事実を整理し、データをまとめ、研究結果を引用して計画を作成することが大切です。自分の過程やアイデアを使って行動に出る前に、理論や概念モデルを使ってみましょう。

対立した時には事実に焦点を当てます。まずは他の人たちがその状況に貢献してくれたことに感謝し、協力者の専門的知識を認め、彼らのアプローチを尊重します。感情的にならずに接することで、緊張を和らげることができます。

  • 能力: 事前に計画を立ててミスを最小限に減らすことができます。情報を整理して全体像を捉えることができます。データを分析し、理論や模範例を使って説明することができます。
  • 好きな環境: 静かで気を逸らされない環境、緻密な仕事ができる一人の空間です。
  • ストレス要因: 緊迫感、不安定で混沌とした環境、絶えずコミュニケーションが要求されること、萎縮するような雰囲気の大勢のグループに参加することです。
  • 鍵となる質問:
    • 徹底的に細かく調べたでしょうか。
    • 模範例や理論で説明できないでしょうか。
    • データや専門的な知識を示せるでしょうか。
    • 思考は整理されているでしょうか。
    • 最適な仕組みを検討したでしょうか。
    • 注意力が散漫になっていないでしょうか。
  • よく使う言葉: 「整理しよう」「要点を示すためにグラフを作成した」「どうしたらミスを減らせるだろう?」

分析するスタイルを身につけるには

このスタイルを身につけることで、状況の細部に対して慎重にアプローチすることが学べます。豊富な情報を論理的に編集してまとめることもできるようになります。この能力は、情報がどのような意味を持つのか、それに対してどう応じるべきかについて、簡潔な理論を構築するのに役立つでしょう。詳細なデータを整理してまとめたいとき、モデルや理論を使って説明したいとき、感情的にならず分析的でいたいとき、あるいは間違いなく正確でいたいと思ったときには、このスタイルを身につけましょう。

このスタイルに慣れるには、次に示す体の使い方をしてみたり、スタイルの能力に意識を向けるエクササイズをしてみたりすると良いでしょう。また、鍵となる質問を自分に問いかけてみると、このスタイルの効果的な使い方が見えてくるはずです。

  • 体を使ってみる: 背中を丸めて、目の前のことだけに集中します。思考に意識を向け、長時間じっとしています。正確で制御された動きをします。
  • 身につけるための手法: 詳細な支出計画など、予算を作成します。理論や模範例を探します(例えば、時間をかけて学習サイクルや好みのスタイルを理解するなど)。スマートフォンやパソコンの新しい機能の使い方を学びます。

5. 思考するスタイル

「思考するスタイル」が好きな人は、抽象的思考と論理的推論が得意な、規律ある人として知られていることでしょう。感情や状況に由来するバイアスを避けたがり、一人で仕事をするのが好きです。先を予測して独自の計画を立て、人の仕事の弱点や矛盾を見つけ出すことができます。懐疑的、体系的、何事にも一心不乱、意志が強いとも言えるでしょう。このスタイルの人なら、1マイル先の問題点でさえ見つけ出すことができそうです。成長するときも、変化の背後にある概念を理解したいと思っています。このおかげで、快適ゾーンを離れるという感情的なリスクを冒すことができるのです。

注意点とリスク

「思考するスタイル」を使いすぎると、感情に関わることを恐れるようになるでしょう。感情や人間関係をないがしろにし、人と働くことを避けるようになるかもしれません。そのせいで、考えに浸りきっているように見えたり、冷たく見えたりしそうです。また、心を開かず、一つのアイデアにしがみつく傾向もあるかもしれません。

チームを率いるヒント

思考するスタイルの強みは、中立性と正確さのバランスを取るのがうまいことです。グループを導くときは信念を持ち、自分のアプローチをデータで裏付けましょう。作業中は感情的に爆発しないように心がけ、中立の立場を保つこと、そしてチーム全員のアイデアや懸念事項を論理的に分析しましょう。正確で質の良い仕事で、最後まで完璧にやり遂げることができます。

コミュニケーションの方法

「思考するスタイル」でコミュニケーションを取る場合、あるいはこのスタイルの人とコミュニケーションを取りたい場合は、事実を論理的に伝えることに焦点を当てましょう。数字の裏付けを用意して主張することが大切です。事実と問題点に的を絞り、表を作成し、コメントとメリットについて議論することが求められます。

対立した時は、相手の疑いに対して事実と数字に焦点を当てて応じることが重要です。一歩引いて、客観的かつ論理的に感情を抑えることで、緊張を和らげます。

  • 能力: データを使って解決策を分析できます。議論を論理的に捉えることができます。批判的な思考を使って客観的なコミュニケーションを取り、独自の判断を行うことができます。
  • 好きな環境: 予測ができ、コントロールできる環境です。邪魔されることなく一人の時間が確保できるスペースです。
  • ストレス要因: 感情的な状況、何を期待されているか分からないこと、一人の時間がなく人と仕事を行うこと、混沌とした環境に身を置くことです。
  • 鍵となる質問:
    • 私は集中できているでしょうか。
    • 自分の思考に気づいているでしょうか。
    • 論理的にはどうでしょうか。
    • 計画はどうなっているでしょうか。
    • 次のステップは何でしょうか。
    • 私は正確にできているでしょうか。
    • 証拠は何を示しているでしょうか。
    • 私のアイデアは数字で裏付けられているでしょうか(裏付けできるでしょうか)。
  • よく使う言葉: 「これを証明する数字は?」「ここに問題がある」「証拠はあるの?」

思考するスタイルを身につけるには

このスタイルを身につければ、概念をうまく利用して情報を一般化できるようになります。さらに、きちんとまとまった論理的な考えに基づき、明確な方向を示せるようになるでしょう。感情で思考を曇らせるのではなく、距離を置いて中立を保つことも学べます。しかも、この中立性を、確固たるデータを示す経験を育てる基礎として使うこともできるようになります。合理的な意思決定がしたいとき、実験したいとき、データの分析と操作をしたいとき、あるいは一貫性と正確性が必要だと思った時こそ、このスタイルを身につけるべきタイミングです。

このスタイルに慣れるには、次に示す体の使い方をしてみたり、スタイルの能力に意識を向けるエクササイズをしてみたりすると良いでしょう。また、鍵となる質問を自分に問いかけてみると、このスタイルの効果的な使い方が見えてくるはずです。

  • 体を使ってみる: 手近な課題に焦点を絞ります。仕事の方を向きます。完璧で正確な動きをします。
  • 身につけるための手法: ニュースを見て、キャスターが事実ではなく推測や暗示を使った箇所を見つけます。政治的な議論に参加し、客観性を保ちます。費用対効果の分析を行います。

6. 決定するスタイル

「決定するスタイル」を好む人は、「可能な選択肢はすべて検討したい」という確信を持って最善の道を選ぶため、進んでリスクを冒します。目標に向けて全力を注ぎ、進捗状況をチェックして効率的に動きます。さらに、ゴールを切ったかどうかの判断ができるように、成功の基準を決めたがります。計画通りに物事が進まないときは、良い方向へと舵を切るために批判的なフィードバックを求めます。特定の目標を目指して成長したいと思っていて、一旦変わろうと決意したら、その達成に向けて進捗を確認しながら進みます。

注意点とリスク

「決定するスタイル」を使いすぎると、ブレインストーミングを避けたがるようになるでしょう。曖昧な状況や集中力が欠けた状態で取り組むことを嫌がるようになります。目標の達成と効率にこだわるあまり、批判的でせっかちに見えることもあるかもしれません。自分自身でも一旦決めた行動にしがみつき、チャンスを逃していると感じることがありそうです。

チームを率いるヒント

決定するスタイルの強みは、現実的な結果ときちんと定義された成功に焦点を当て、それを維持できる点にあります。目標を明確にして計画の遂行に力を注ぎ、有効性と効率性のバランスを取りましょう。

コミュニケーションの方法

「決定するスタイル」でコミュニケーションを取る場合、あるいはこのスタイルの人とコミュニケーションを取りたい場合は、明確で実用的、直接的ではっきりした言葉を使うことです。現実的なアプローチ法を使うこと、成功の度合いを測定すること、そして批判的なフィードバックをすることも大切です。最高の仕事に集中しましょう。

対立した時には、明確かつ直接的に、時間を効率的に使う方向で対処しましょう。成功の基準を明確にして、共通の目標に焦点を合わせることで緊張を和らげます。

  • 能力: 現実的な問題解決策を見つけることができます。目標達成に全力を注ぐことができます。決断して問題を解決し、意見が分かれる問題でも立場を明確にすることができます。
  • 好きな環境: 整理整頓された空間、人間工学を考慮して設計された効率的な空間、プロジェクトの完了に適した環境です。
  • ストレス要因: 曖昧な状況、優柔不断な人に対応すること、コントロールを失うこと、何を期待されているのかはっきりしないこと、タスクを完了できないことです。
  • 鍵となる質問:
    • 小さな比較ができるでしょうか。
    • どうしたら目標達成したことがわかるでしょうか。
    • 簡単に達成できることは何でしょうか。
    • 最も現実的なアプローチ方法は何でしょうか。
    • 結論は何でしょうか。
    • どうしたら今の行動に集中できるでしょうか。
  • よく使う言葉: 「これが私たちの目標だ」「成功するかどうかは、やらなければわからない」「この方向だ」

決定するスタイルを身につけるには

このスタイルを身につけると、問題解決と現実的な結果達成に集中できるようになります。1つの目標を目指し、1つの道に全力を注げるようになるでしょう。この姿勢は、現実的で責任ある態度を取ることにもつながります。問題を解決したいとき、目標に全力を注ぎたいとき、はっきりした意志を持ちたいとき、強い影響力を持ちたいとき、あるいは現実的な結果に集中したいと思ったら、このスタイルを身につける時です。

このスタイルに慣れるには、次に示す体の使い方をしてみたり、スタイルの能力に意識を向けるエクササイズをしてみたりすると良いでしょう。また、鍵となる質問を自分に問いかけてみると、このスタイルの効果的な使い方が見えてくるはずです。

  • 体を使ってみる: 強い心を保ち、地に足をつけることに集中します。意図的に急な動きをしてみます。
  • 身につけるための手法: 目標を定め、成功の評価方法を決めます。意思決定の敵である先延ばしと完璧主義を避けます。スポーツの審判の動きを観察し、彼らがどれほど仕事に注力しているかを見ます。

7. 行動するスタイル

「行動するスタイル」を好む人は、ゴールに向けて積極的に進み、物事をやり遂げようとします。フィニッシュラインを目指して調整しながら突き進むのです。また、タスクを完了することや人のニーズを満たすことを重視するので、チームを率いるのが得意です。時間に正確で結果を重視し、恐れ知らずであり、常にチェックリストを持ち歩いています。生き生きと語りますが、断定的かつ命令的でもあります。「今すぐそれをやるんだ。ダメならいつでも再挑戦すればいい。小さなミスなんて誰も気にしない。とにかくまずやり始めることだ」といった具合に、何でも言っているより早めに進めたがります。チャンスを逃さず、新しいことにチャレンジして成長したいと思っています。

注意点とリスク

「行動するスタイル」を使いすぎると、待つことを恐れるようになるでしょう。成功のためなら進んでリスクを冒すため、時には目標の設定が間違ったり、狙いとは異なる問題に取り組んだりすることもあります。また、パニックに陥ったり性急な行動に出たりして、忙しいばかりで結果が出ないといったこともあるようです。

チームを率いるヒント

このスタイルの強みは、ゴールに向かってコンスタントに突き進めるところです。グループを率いる時は、メンバーが求めていることと、やり遂げるために必要なことのバランスを取るようにしましょう。メンバーが作業を進めるときは会議の時間を短くして、成果を向上するための時間を最大限確保することが大切です。

コミュニケーションの方法

「行動するスタイル」でコミュニケーションを取る場合、あるいはこのスタイルの人とコミュニケーションを取りたい場合は、早口かつダイナミックに、命令的な口調で話しましょう。チェックリストを手早く埋めることに焦点を当てて、折り返しの電話はすぐにします。

対立した時は、人や問題点を気にかけつつ、物事を早く終わらせることにも意識を向けておきましょう。緊張を和らげるためには、あなたと対立している人と一緒に散歩をすると良さそうです。とにかく解決に向けて何かをすることは大切ですが、相手の気持ちに耳を傾け、言われたことを個人攻撃と捉えないように気をつけましょう。

  • 能力: 締め切りに間に合わせることができます。物事を動かす道を見つけることができます。結果を出すために目標指向型の行動をとり、限られた資源の中で計画を実行することができます。
  • 好きな環境: ダイナミックな環境、成果が認められる仕事環境です。
  • ストレス要因: 強い待つこと(待たされること)、明確な目標のないプロセスに集中すること、完璧主義な行動のせいで遅れること、タスクが完了できないことです。
  • 鍵となる質問:
    • 私の行動は目的があり効率的でしょうか。
    • 今できる小さな行動は何でしょうか。
    • この状況にどう関わるか、知り込みしていないでしょうか。
    • チェックリストはすべて完了したでしょうか。
    • 物事を動かし続けるにはどうしたらいいでしょうか。
  • よく使う言葉: 「こうしよう」「誰が、いつまでに、何をする?」「今できることは何か?」「時は金なり」

行動するスタイルを身につけるには

このスタイルからは、計画を実行すること、物事を最後までやり遂げることを学べます。試行錯誤は必要かもしれませんが、目標達成の瞬間を味わうことができるでしょう。このスタイルを身につけると、完璧な戦略づくりにこだわらず、緊急の状況に素早く対応することができるようになります。変化を起こしたいとき、目標を達成したいとき、あるいはリスクを取って挑戦したいと思うなら、行動するスタイルを身につけるのがおすすめです。

このスタイルに慣れるには、次に示す体の使い方をしてみたり、スタイルの能力に意識を向けるエクササイズをしてみたりすると良いでしょう。また、鍵となる質問を自分に問いかけてみると、このスタイルの効果的な使い方が見えてくるはずです。

  • 体を使ってみる: 生き生きと断定的かつ命令的な口調で話します。直ちに行動できるよう警戒心を怠らず、常に準備を整えておきます。素早く自信たっぷりに、力強く流れるような動きをします。
  • 身につけるための手法: チェックリストを作成して、完了したら消していきます。いつもよりも短時間で行動する(歩く、着替える、話すなど)練習をします。普段との気分の違いを意識しましょう。何をしたらいいかわからないときは、誰かに聞く・話をすることも行動の一つです。

8. 開始するスタイル

「開始するスタイル」を好む人は、細部にこだわるよりも物事を始めることの方が好きです。他の人を鼓舞して、自分の代わりに動かすのも得意です。速いペースで変化するダイナミックな環境を好み、あらゆる可能性をポジティブに捉えつつ、次から次へと色んなことに集中できます。社交的で人間関係を構築する能力に長け、人からは「元気」「エネルギッシュ」「勇気がある」と言われることが多いはずです。自分の業績を誇りに思っていて、尻込みせずに脚光を浴びます。損失や失敗をものともせず再挑戦します。ワクワクするようなチャンスに飛び込み、試行錯誤しながら成長したいと思っています。

注意点とリスク

「開始するスタイル」を使いすぎると、現状維持を嫌がるようになるでしょう。人の話が聞けなかったり、衝動的で厚かましい、またはせっかちと思われることもあるかもしれません。注目を浴びたい、自由気ままに動き回りたいという思いも強まりそうです。

チームを率いるヒント

このスタイルの強みは、たとえ周りが変化していようと、決心して行動できることです。グループを率いる時には直感を使い、状況が差し迫っているとメンバーに伝え、自分についてくるよう説得しましょう。メンバーが作業を進めている時には、あまり考えすぎなくても自然と事態は展開していきそうです。

コミュニケーションの方法

「開始するスタイル」でコミュニケーションを取る場合、あるいはこのスタイルの人とコミュニケーションを取りたい場合は、相手を鼓舞するような言葉を使うのがコツです。ペースをつかんでチャンスを捉え、目標を達成しましょう。説得力を生かし、また臨機応変さを心がけつつ、人と人とのつながりを生み出すようにするのです。

対立した時は、楽観性と熱意を示し、批判抜きのジョークを使って対処することです。予想外の出来事が起こったり、相手側から質問攻めされたりするかもしれませんが、素早く直接状況に対処し、変化を受け入れましょう。

  • 能力: 事情や状況の変化に柔軟に対応できます。人に刺激とやる気を与えることができます。新しいチャンスに気づき、失敗から立ち直ることができます。
  • 好きな環境: ダイナミックで現実的な状況、人とつながる機会のある環境、プロジェクトを開始するのにふさわしい空間です。
  • ストレス要因: 曖昧で決断できない状況、コントロール権や明確さを失うこと、長時間一人になること、タスクを完了できないことです。
  • 鍵となる質問:
    • 恐れるものがなければ、どんな行動をするでしょうか。
    • どうユーモアを使おうでしょうか。
    • 周囲の人と関わるのに最善の方法は何でしょうか。
    • 見逃していることは何でしょうか。
    • どうすれば制限から逃れるでしょうか。
  • よく使う言葉: 「それでいこう!」「チャンスを逃すな」「君ならできる!」

開始するスタイルを身につけるには

このスタイルからは、深く考えすぎずにチャンスに飛びつく姿勢を学びます。困難に直面しても、臨機応変に対処しながら突き進み、たとえ失敗してもすぐ立ち直ることができるようになるでしょう。素早く考えること、直感に従って行動すること、リスクを取ること、他の人を説得して仲間に引き入れるといった場合にも役立ちます。影響力を持ちたいとき、先頭に立ちたいとき、新しいチャンスをつかみたいとき、すぐに決断したいとき、あるいはエネルギーの高い状況を維持したい、そう思った時に開始するスタイルを身につけましょう。

このスタイルに慣れるには、次に示す体の使い方をしてみたり、スタイルの能力に意識を向けるエクササイズをしてみたりすると良いでしょう。また、鍵となる質問を自分に問いかけてみると、このスタイルの効果的な使い方が見えてくるはずです。

  • 体を使ってみる: 元気いっぱいにのびのびと動いてみます。チャンスがあったら飛びつく心構えをしておきます。自信と身軽に動くことに焦点を合わせます。
  • 身につけるための手法: 文章を否定から始めず、常に「はい、それから」で話をスタートするようにします。ネガティブな発言を1つするごとに、ポジティブな発言を3つします。不安な時には10まで数えることで、ネガティブな方向に脳が働かないようにします。

9. バランスを取るスタイル

「バランスを取るスタイル」を好む人は、状況に応じて「実行」「検討」「感情」「思考」のスタイルを行き来します。その場に合わせてアプローチ方法を変えることができます。すべてのスタイルの価値を理解しているので、他の人がいつもと違う視点から物事を眺めるのを助けたり、ギャップを埋めたりすることもできるはずです。ただし、一つのスタイルに安定しないので、時には混乱することもあるかもしれません。

注意点とリスク

「バランスを取るスタイル」を使いすぎると、一つのことに注力できなくなってしまいます。また、その場に応じてカメレオンのように変化するため、自分だけでなく周囲の混乱も招く恐れがあります。何かに全力で取り組み続けたり、自分の意見を持ったりするのが苦手で、態度や方向性がしょっちゅう変わる傾向があります。

チームを率いるヒント

このスタイルの強みは、ギャップや盲点を特定する能力にあります。グループを率いる時は、状況に応じてアプローチの方法を変えるのがコツです。メンバーが仕事を進めている時は全員が関わるように配慮し、それぞれのアイデアを求めましょう。そして、チームに欠けている学習スタイルがあれば、そのギャップをあなたが埋めるようにします。

コミュニケーションの方法

「バランスを取るスタイル」でコミュニケーションを取る場合、あるいはこのスタイルの人とコミュニケーションを取りたい場合は、柔軟性を重視することが大切です。常に広い視野を持ち、状況に合わせる言葉を使ったり、言葉以外の方法を使ったりしながらコミュニケーションを取りましょう。

対立した時は、相手に対する感謝を示し、明るく柔軟に対処することです。他の人に選択肢や盲点を見つけさせたり、解決策を話し合ったりして、緊張を和らげます。

  • 能力: 状況を全体的に捉え、盲点を見つけることができます。異なるタイプの人の橋渡しをすることができます。優先順位の変更に対処でき、臨機応変に動けます。
  • 好きな環境: 検討、分析、思考、決定するスタイルを使うときは、静かな一人の環境です。経験、創造、行動、開始するスタイルを使うときは、ダイナミックで人と交わる刺激のある環境です。
  • ストレス要因: 曖昧で決断できない状況、一つの専門に特化しなければならないこと、一つのスタンスを取るように求められること、同じ状況で一つのスタイルを維持するよう求められることです。
  • 鍵となる質問:
    • すべての可能性を考慮し、あらゆる選択を検討したでしょうか。
    • 盲点はないでしょうか。
    • やり方を変える必要はないでしょうか。
    • ギャップを埋められているでしょうか。
    • 順応できているでしょうか。
  • よく使う言葉: 「一方ではこうだが、他方ではこうだ」「盲点がある」

バランスを取るスタイルを身につけるには

このスタイルからは、一人で何役もこなすこと、それぞれの選択肢の重要度を測ること、そして状況に応じてアプローチ方法を変えることを学べます。何でもこなせるものの、特別どこかに秀でてはいない、そんなタイプになりそうです。一つのスタイルにこだわらず、その時に必要なスタイルを柔軟に使えるようになります。この柔軟性があれば、あらゆる状況に適応することができるでしょう。困難な状況に対応したいとき、あるいは様々なタイプの人とうまくやっていきたいと思ったら、バランスを取るスタイルを身につける時です。

このスタイルに慣れるには、次に示す体の使い方をしてみたり、スタイルの能力に意識を向けるエクササイズをしてみたりすると良いでしょう。また、鍵となる質問を自分に問いかけてみると、このスタイルの効果的な使い方が見えてくるはずです。

  • 体を使ってみる: 静かにゆったりした場所と、緊迫感のある場所とを行ったり来たりします。張り詰めた動きと開放的で流れるような動きを交互に繰り返します。
  • 身につけるための手法: 参加するグループに合わせて、服装やフォーマルさの度合い、身振り、コミュニケーション法を変えます。普段は参加しない会合に参加して、意識的に順応してみます。記事を読んで、欠けている視点をすべて特定します。

Leave a comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *