集団凝集性

その巻き込み方に関してもそうなのですが、集団凝集性を高めるというところが、まずはじめの一歩になっています。集団凝集性というのは、構成員が集団にとどまろうとする心理的な力の総量を言います。集団凝集性が高い集団に見られる特徴としては、

構成員の団結力や協調性が高まりる

大きな目標を達成しやすくなる、

知識や技術、スキルの種類や総量が増加する、

ルールの遵守度合いが高まる、

モチベーションが高く維持しやすい、

こういうふうな特徴が見られます。こういうふうな集団凝集性の高い組織を作っていきます。組織の一体感を維持した状態で組織を拡大させるには、集団凝集性を高める取り組みが重要になります。やはり人が増えていけばいくほど、組織の一体感というのは薄れていきがちです。だからこそ、この一体感、高い一体感を維持したまま、組織を拡大させる、集団凝集性を高める取り組みというところを、継続的にやっていく必要があるわけです。

じゃあ、集団凝集性というのは、どういうふうなことをすれば高くなっていくかということを、話をしていきます。まず、魅力的なビジョンを示すことです。メンバーにとって魅力的なビジョンが存在し、それが周知されている組織の集団凝集性が高い。今後、うちの会社はどこに向かって、いこうとしているのか、そのビジョンを示すということが大事なわけです。気をつけなきゃいけないのは、社長には魅力的なビジョンでも、社員にとって魅力的でない場合もあることに留意します。ビジョンは、ワクワク感、安心感、この2つを見出すことが重要です。事業の社会的意義や事業の成長、社員の成長、新たな経験の機会などを伝えて、ワクワク感を与えられると。

この会社にいたら面白い経験ができそうだなと思って、自分が欲しいスキルを身につけ、身につきそうだなと、そういうワクワク感を与えると、加えて時代の変化への対応や事業計画を示し、この会社は今後安泰だという安心感を与えられます。今はこちらの方、こちらがより重要になってきます。もうそれぐらい変化の激しい時代ですので、例えば5年経つと会社の状況、まるで変わっていると思います。それぐらい変化が激しいのです。だからこそ会社で働く方は、この会社は今後も安泰なのだろうかと、大丈夫なんだろうかと、時代変化についていけているのだろうかと、そういうふうなところは心配しています。なので、その心配を払拭するための安心感を与えるようなビジョンを示すというところですね。ワクワク感と安心感、両方必要になります。メンバーにとって魅力的なビジョンを示さなきゃいけないわけです。ワクワク感と安心感の両方を生み出すビジョンを作ることが必要です。

それから、目標、外的脅威。認知的均衡理論について、共通の対象に対して同じ気持ちが共感できると、仲間意識が生まれます。同じ対象に対して共に取り組んで、同じ経験をし、同じ気持ちを共有します。こうすると仲間意識が生まれるわけです。具体的な取り組みとしては、組織の目標を定め、目標に向けて苦楽を共にする、集団凝集性で高まるのです。一つの目標に対して、一つの目標に向けて、例えば集団凝集性を高めるための効果的な取り組みをして、スポーツがあるのです。コロナの前はですね、運動会をする会社って結構あったのです。運動会事業をやっている会社さんもありました。それぐらい運動会って流行っていたのです。なぜかというと、例えば綱引き、綱引きをしてですね、2つのチームに分かれて綱を引く、綱を引きをする。で、勝つという目標のため、みんなが力を合わせてですね、素直に引くわけです。そういうふうに苦楽を共にするわけです。勝った、一緒に喜んで嬉しいと。負けた、一緒に悔しがると。勝利という目標のため、一緒に戦ったと。こういう経験をすると、ぐっと長くなったりするのです。職場の仕事だけですと、そこまで仲良くならなかったとしても、やっぱりこの明確な目標に向けて苦楽を共にするという経験をすると。仲良くなったりするのです。それから目標を達成したら打ち上げをするなどの成功を象徴することを行い、達成感を共有し、個々のメンバーの貢献を褒める。その目標を、設定して、チームの目標を組織の目標をクリアしたら、クリアしたという事実を伝えるだけでは弱いのです。達成したという実感を味わってもらうことが大事なのです。

例えば、パソコンの画面上で目標の数値があると、その数値がピッと超えた時、達成したと。これ、もう達成したぞと実感が得られるか、それが弱いんです。例えば実感、どうやって得られるかというと、打ち上げをします。そして、その乾杯の挨拶に社長とかチームリーダーがするわけです。今回、皆さんのおかげでこの目標を達成できました。ですけれども、この目標達成にあたり、例えば、あなたはこういうところを本当によく頑張ってくれた。素晴らしい。あなたはこういうところをしっかり支えてくれた。本当に素晴らしい。こういう風にして個々のメンバーの貢献を称えていくのです。そういうふうなことを一通りやった後で本当にみんなよくやってくれました。じゃあ目標達成を祝して乾杯やって、そしてジョッキとジョッキが乾杯と合わせる瞬間に達成を実感するわけです。こういう風な。みんなで一つの目標を達成して、それを実感できる場を設けるというのがあるのです。そして、その実感を味わってもらうためには、このメンバーの貢献を褒めるところです。それから問題の存在を認識します。同業他社などの敵の存在を認識するのも。そして危機意識を共有するという方法もあります。共通の敵に対して、同じ気持ちが共有できると仲間意識が生まれるわけです。外的脅威、これも集団偽修性を高めていきます。

そして、誇りを持たせる。その組織の社会的使命や独自の強みに優れている点を語り、メンバーであることに対する誇りを持たせることができると、集団偽修性は高くなります。今、うちの会社というのは、こういう風な意義の高い仕事をしているんだと、社会的に意義の高い仕事をしているんだと、そういう風なところを伝えたり、他の会社にはない強み、そういったところを伝えて、うちの会社の一員であることに誇りを持ってほしいというメッセージを伝えていくことですね。

例えば打ち上げや全体会議などで次の点を定期的に伝える。自社の業務の質や顧客満足度の高さを伝えます。サービスの魅力が十分に伝わっているか見直す必要があります。顧客満足度の高さを伝える。同業他社と比較した場合の優れた点を伝える。

そして、自社の社会的意義や社会貢献度の高さを伝える。そして、こういうふうなことを実現できているのは皆さんのおかげだと会社を伝えた上で、我々というのはそれぐらい仕事をやっているのです。それぐらい優れた仕事をやっているのです。その会社の一員であることに誇りを持ってほしいと。そういう仕事をあなた方はやっているのです。それぐらい素晴らしい仕事をあなた方はやっているのです。その誇りを持ってほしいと。そういうふうなことを伝えた上で、さらに成長していこうと伝えると、こういうふうなことをきちんと伝えることができると、集団凝集性はぐっと上がっていきます。

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