公欲が持つ可能性

公欲が持つ可能性 人間の欲求は、私欲と公欲に分けられます。私欲というのは、自分がいい思いをしたい、嫌な思いをしたくないという欲求であります。ERGの欲求は私欲に含まれます。生存欲求、関係欲求、成長欲求はいずれも私欲に含まれます。 公欲とは何ものかというと例をもとに説明していきます。道を聞かれて案内する。考えたところで自分には何のメリットもない。二度と会うことはない。にもかかわらず、教えようとします。なんとかたどり着いてもらいたいと思って教えます。なんなら自分も一緒に行きます。この動機は何なんでしょうか。自分がいい思いをしたいという動機からやっていることではありません。自分には何の見返りもない、メリットもないのはわかっている、けれどもなんとかたどり着いてもらいたいと思い一生懸命に教えるわけです。この動機こそが公欲なわけです。人間にはこのように人に喜んでもらいたい、人の役に立ちたい、社会に立ちたい。別にそこに見返りはないし、メリットもない。それもわかっているけれども、そういうふうにしたいんだという欲求があるのです。これを公欲と言います。 私欲が強すぎて公欲が弱いと、人間的信頼を得るのは難しくなってしまいます。どれだけ自分の話を聞いてくれても、どれだけ自分のことを褒めてくれても、感謝を伝えてくれても、この人は明らかに私欲が強いと公欲が弱いという人は、なかなか信頼を得るのは難しいとなります。逆に、みんなのために、世の中のためにと一生懸命頑張る人、人の面倒を見るし、別に見返りも求めてないし、そういう人は信頼を得やすいです。ただし、公欲だけっていうのも危ないわけです。私欲も大事だし、公欲も大事です。このバランスが大事になります。自分と相手のメリットは49対51くらいがいいです。相手の方が自分よりもちょっとメリットが多いんじゃないかなというぐらいがちょうどいいです。私欲と公欲のバランスが人間的信頼関係を得る上ですごく大事なところです。 この公欲が、なぜ生じるようになったのか。これは人間の本能的にかなり強い欲求になります。この欲求を抱くようになったというところに関しては、人類の歴史にその答えがあります。人類史から見た人間の脳の進化、公欲を抱くようになったというところに関しては、人類類の歴史にその答えがあります。人類の歴史は400万年から800万年と言われています。農耕牧畜が始まったのが1万年前です。ということは、人類の歴史のほとんどが狩猟で生活していたのです。よって、いまだに人間には狩猟時代の名残がかなり残っています。歴史のほとんどは狩猟だったのです。人間というのは非力な生き物です。腕力もないし、爪も鋭い牙もないし、非常に非力な生き物です。こんな非力な人間が、いろんな肉食獣がいる中で、なんとか生きながら得てきた。そして今や地球を支配するような状況になっています。なんでこんなことができるようになったかというと、その答えが分業にあります。人間という生き物は他の動物にはできないことがいくつかありますが、そのうち1つが分業です。 分業はチームを組んで1つの目的のために、それぞれの個性がバラバラに動きをすることができるこれが分業です。分業こそが人類最大の武器だったのです。そして人間は1人で生きていくことができなかったため互いに協力し合う関係を作りチームワークを発揮することで生き延びてきました。そしてチームへの貢献よりも,自らの欲を優先する個体は、チームワークを目指すため、チームから外されます。当時、チームから外されることは死を意味していました。このように、人類の歴史からチームに貢献する個体が結果として生き残ってきたということがあります。つまり、チームのため、みんなのためってやってきた個体。やってる人が結果として生き残りました。つまりみんなのため、チームのためが結果として自分のためだったのです。そうやって生き延びてくることができました。そういうふうな歴史の中で、人間の脳は誰かのためにという行為に美しさや感動を覚え、その一種を持つと脳が活性化するように進化していったということになります。みんなのために貢献することによって結果として助かってきた。こういう歴史があるので、みんなのために何かをしたい、人に喜んでもらいたい、こういう風な強い欲が生じるようになったわけです。歴史を経て、公欲が人間の本能的な欲求として備わっています。 脳の左前頭前野、おでこの部分。ここが活性化すると、集中力や論理力、想像力が高まり、幸福感を感じることが明らかになっています。 利他の心は自らの能力を上げる、人と会った時、相手の幸せを祈るという習慣は自らの可能性を引き上げることになります。情けは人のためにならず、これは情けをかけることは巡り巡って自分に返ってくるという意味ですが、脳科学的にも証明されているのです。情けをかけることによって自分の方が活性化します。しかもこれはかなり早く返ってきます。巡り巡ってどころか、もう人のために,何かをした瞬間、脳が活性化するわけです。こういうふうな個体というのを繁栄させようとしています。結局、生物の命題は種の保存です。これこそが生き物の最大の命題です。公欲がもたらす可能性は大きいです。能力も引き上げ、生命力も引き上げ、メンタルも引き上げていきます。私欲の追求ばかりしている人は病気になりやすいです。 私欲もさることながら、人に喜んでもらいたいと、社会の役に立ちたいという思いでいろんなことに取り組んでいる人は病気になりにくいです。心身ともに健康にいて、かつ高い能力を得るためには、公欲を持つことが大事なのです。 ビジネスにおいて公欲が大きく影響するところは営業であります。営業提案を受けるとき、お客様はこちらのため、思って勧めているのか、自分が儲けたいから勧めているのか、これを見極めようとします。おすすめですと言っているけど、本当に自分のことを思って勧めてくれているのか、あなたが儲けたいから勧めてくれているのか、どちらかなとシビアに見極めようとしませんか。そしてこの人は私欲、大なり公欲の人だと自分の利益のためなら嘘を言うという風に思われると、途端に信頼はなくなります。そう思った人の言葉って、もう聞く耳を持たないと思います。まるで影響力がなくなるわけです。逆にこの人は公欲大なり私欲の人だと自分の利益のために嘘を言う人ではないと思われると強い信頼を得ます。目の前の利益より信頼を積み上げた人は結果としてより大きな利益を得ることになります。またお客様からリピートされ紹介が広がりやすくなります。 管理職について この人選をする上でも公欲の強さはよく見極める必要があります。自分のメリットのために権限を利用する。部下の手柄を自分の手柄にしようとする。自分になびく部下を高く評価する。問題が起きたときに責任逃れをしようとする。一方で公欲が強い管理職の傾向は会社の成長のために権限を行使する。部下の手柄を立てさせ,部下を引き立てる。会社の成長に貢献した部下を高く評価する。問題が起きた時に逃げずに毅然と対応する。 私欲が強い人を高い地位につけると組織は衰退します。仕事ができてかつ私欲が強い人。こういった人が組織を衰退させるケースがすごく多いです。多くの会社が同じような過ちを犯すわけです。仕事ができるからといってそういった人を昇進させてその人が私欲が強いとこういうふうな働き方をして部下がどんどん離れていって組織を崩壊させるとよくある話です。 公欲を強くするためにはどうすればいいか。公欲の強さはある意味生まれ持ったものがあります。これをいきなり強くするのはなかなか難しいかもしれませんが、何のために公欲を強くしたいのか。それは思いやりある行動を取るために公欲を強くしたいということになります。 公欲を強くするアプローチではなく、思いやりのある行動を取れるようにすれば良いのです。公欲が強い人は、自然と思いやりのある行動を取り、信頼を得ます。公欲自体を強くすることは難しいですが、思いやりのある行動を取れるようになると、思いやりのある行動を取るには、ニーズや気持ちを察する洞察力、そして相手の立場に立って考える想像力、気持ちに寄り添う共感力、そして行動に移す行動力が必要です。公欲を強くすることが難しくても、洞察力、想像力、共感力、これはアンテナを張り続けることで鍛えられます。見つける力、つまりどっかこの人いいところはないかなという、そういうアンテナを張り続けるといいところが目につくようになります。それと一緒です。この人は今どういうことを求めているのかなとか。どんな気持ちなのかなとか、そういうことにアンテナを張ると、そうすると洞察力、想像力、共感力が鍛えられます。そしてこの人はこういうことをしてほしいんだなと、こういうことをすると喜んでくれるだろうなというふうなことを見つけられたら、それを行動に移さなければいけないのです。行動力は感情を克服し、行動に移す経験を積むことにあります。成功体験を得ます。そしてセルフイメージを変えることで鍛えられます。日本人は奥ゆかしいところがあるので、こういう風な洞察力、想像力、共感力を発揮して、こういう風なことをしてあげたら喜ぶんだろうなということを思いつくことは得意であり、行動に移して思いやりのある行動を取ります。思いやりがある行動が1回でも取れたら、その後はすごくやりやすくなります。そういう体験がその後の行動を誘発するわけです。それで雰囲気も変わっていきます。行動力を身につけることも意識していきます。 公欲のレベルがあります。レベル1家族、レベル2部下やお客様、レベル3会社、レベル4業界、レベル5社会。こんなふうにレベルの高さが公欲にあります。事実として感じている公欲はどのレベルにあるのか。より大きな公欲を持つことで脳が活性化するのです。さらに成長にもつながります。富の地位を得て私欲を満たすほど心身の健康のためにはより大きな公欲、イコール志になります。社会を良くしたいというのは志です。これが必要になってきます。人の喜びを願う姿勢、公欲に基づくビジョン。これは人を惹きつけ、それを示す人のもとには人が集まります。こういった人は共感を得ます。人の喜びを願う姿勢、そして公欲に基づくビジョン。人のために、社会のために、こういうことをやっていきたいと。これ、まさに必要なレベル。そういうふうに共感を得ると、いろんな人が助けてくれます。 こういうふうな公欲が持つ力があります。今の公欲のレベルよりも上のレベルの公欲を持つことは、自分自身の可能性を広げます。脳が活性化して、そしてメンタルも強くなって、多くの人の共有・協力も得られます。自分の可能性を広げます。そして目標は自分だけでなく、周囲にも良い影響を及ぶように設定すると、この目標を達成することによって自分がこんなメリットが得られる。だから達成したいという目標設定の仕方はちょっともったいないです。そうではなく、この目標を達成すると自分がこんなメリットが得られるし、周りの方もこんなメリットが得られるという目標設定の仕方をすると脳が活性化します。周りの人の協力も安いです。そういう目標設定の仕方をすることをお勧めします。視座を高く、今の公欲のレベルよりも上の公欲のレベルを目指します。そうすることが自分自身の能力を引き上げ、より大きなスケールで物事を教えることができるようになります。多くの人から共感を得ると、その結果、自分の可能性を引き上げることになります。視座を高く、公欲のレベルというところまで意識していけば良いです。

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影響力の要素

影響力の要素 影響力は、何を言うかという言葉の要素と、誰が言うかという信頼の要素があります。この2つの要素から構成されます。同じ言葉でも、信頼を得た人が言うのと、信頼を得ていないのとでは、その言葉が持つ力はまるで変わってきます。 言葉の力は、信頼の度合いに比例をします。相手を動かそうとする前に、信頼を得ることが必要であります。人が動かないと悩む人の多くは、信頼が得られていない状態で人を動かそうとしています。信頼は、人間的信頼と能力的信頼に分けられます。 人間的信頼を得るために 「どういう人に、人間的な信頼を感じるのか?」の問いに対する回答のほとんどは、次の3つに分類できます。一貫性がある、根源的欲求を満たしてくれる、公欲が強い。 人間は、根源的に3つの欲求を抱いています。生存欲求、関係欲求、成長欲求です。 関心を持って欲しい。気にかけて欲しい。話を聞いて欲しい。共感して欲しい。褒めて欲しい。高く評価して欲しい。このような言葉を一言で認めて欲しいと言います。 その相手を認める関わりとして、挨拶をする。関心を持つ。覚えている。相手を気にかける。話を聴く。共感する。優れた点を褒める。労をねぎらう。感謝を伝える。これらが認める関わりとなります。 成長欲求 成長欲求は、自分の能力を上げ、苦手を克服し、創造的、生産的でありたいという欲求です。自分の成長を信じたい。自分の可能性を信じたいという欲求。この欲求に関連して、潜在的に次のような欲求を抱きます。 自分の可能性に気づかせて欲しい。自分に自信を持たせて欲しい。自分を奮い立たせて欲しい。 この欲求を満たしてくれる人は、かけがえのない存在となります。 成長欲求を満たす対話は、相手との信頼関係を深め、相手の可能性を大きく引き出します。 認めるコミュニケーション 認めるコミュニケーションを行うためには、2つの力が必要になります。1つが、見つける力であります。相手の良いところを見つけます。もう1つが、伝える力です。見つけた良い点について、相手が納得できるように伝える力です。その際は、具体的に伝えることが重要であります。 この力が弱い人は、「どこを褒めろと言うんだ」「何に感謝しろと言うんだ」「こういう風に褒めるとか、感謝を伝えるって、そんなものは無理だ」ということを言ってしまいます。これは、見つける力が弱いことになります。 見つけても、照れくさいといった感情が生じると、伝えられなくなります。伝える力には、こういった感情を克服する力も必要となります。

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伝える力

伝える力 成長の跡を見つけました。それをいかに伝えるかが大事になります。見つけても伝えられなければ、認めるコミュニケーションは取れません。その伝えることに関して、直接法と間接法の2つの方法があります。直接法は、自分の思いとして直接相手を認めることです。一般的な認めるコミュニケーションは直接法です。認めるとか、労をねぎらうとか、感謝を伝えることはだいたい直接法です。一方で間接法があります。他の人があなたを褒めていたとあなたに伝えるという方法です。良い点を褒め、労をねぎらい感謝を伝え、成長の後とさらなる可能性を伝えることは相手を認めるコミュニケーションであり、人間的信頼をしてもらえます。 コミュニケーションの大事なことはわかりますが、頭でわかっていても照れくさいという感情がこれを妨げます。照れくさいが原因で経営がうまくいっていない例は極めて多いです。照れくさいは経営ビジネスの可能性を潰す恐ろしい感情であることを自覚します。ありがとうの一言が言えれば、もっと部下は 頑張ってくれるのに、部下の離職も防げたのに、その一言が言えない。だから部下のモチベーションが低いし、辞めていく部下もいるという人がいます。この「ありがとう」が大事ですよ。感謝を伝えることが大事なんです。これは経営において大事なことなんです。きれいごとと思われますが、きれいごとに片付けようとするところに大きな問題があります。これをきれいごとで片付けないで、ちゃんと実践したことによって業績が伸びる例はたくさんあります。照れくさいという感情が邪魔してしまいます。この感情を克服してコミュニケーションを取れれば、経営は改善します。だけど、やらないんです。なぜかというと、この感情に負けてしまいます。照れくさい感情は、経営ビジネスの可能性を潰す恐ろしい感情なのです。これにまず気づいてください。この感情は、近い関係の人により強く生じやすいです。 人はセルフイメージ通りの行動をとります。セルフイメージに合わないことをしようとすると、それを妨げる感情が生じます。セルフイメージの要素として、自分はどんなキャラクターだと思っているか、自分はこの人に対してどういう態度をとる人か、自分はこの人を褒める人か、褒めない人か、「セルフイメージ」というのを持っています。そして、セルフイメージに合わないことをしようとすると相手が変に思われるのではないかという恐れが生じ、これが「照れくさい」を増幅させます。つまり、いつもやってないことをやろうとすると「照れくさい」が生じます。いつも「ありがとう」って言ってない人に「ありがとう」と言おうとすると「照れくさい」になります。なぜかというと自分のセルフイメージに合わないからです。自分でそういうキャラだけど、そういうキャラじゃないよねとそんなキャラじゃないのに、ありがとうと言うと相手が変に思うんじゃないのとそういうふうなことを考えると照れくさくて言えないとなります。自分のキャラに合ってないことをしようとすると感情が邪魔をするんです。その一つが照れくさいです。そういうキャラじゃないのに、つまりそういうセルフイメージではない状態で、セルフイメージ合わないことをしようとすると、感情が邪魔をして言えなくなってしまいます。こういう構造になっているわけです。経営やビジネスの可能性を潰す恐ろしい感情になります。 こういうことをちゃんと言えたら、部下のモチベーションも上がるし、離職率も下がるし、関係も良くなるし、いいことだらけなのに、これが言えない。照れくさいが邪魔をしているわけです。そして、照れくさいの構造というのはこうなっているわけです。したがって、こういうふうな認めるコミュニケーションも伝えるのに必要なセルフイメージを定着させるということは大事なのです。「いつもありがとう」とか「ここが素晴らしいよね」とか「よくやったね」とか「あなたの可能性はまだまだそんなものじゃない」ということ。「成長したよね」と自然に言えるようなセルフイメージ、あるいはキャラクターですよね。これを定着させることが大事なのです。これができないまま、そういうことを言おうとしたって感情が邪魔をしてなかなか言えません。 というところに伝える力が求められます。照れくさいを克服して認める、感謝を伝える、成長の後とさらなる可能性を伝えるといったコミュニケーションをとると成功体験を積めるとそれが自信となって次の成功体験をもたらすわけです。照れくさいと照れくさいけれど克服したと,そして褒める、感謝を伝える、成長の後と、さらなる可能性を伝えるといったコミュニケーションを取りましたと。照れくさかったけど、これが成功体験になるのです。自分は照れくさいを克服したと、この克服した成功体験が積めたら、また次にそういう風なことをやろうとした時に照れくさいが出てきます。でもあの時克服したじゃん。とセルフイメージを変化し、照れくさいが生じることなく伝えるべきことを伝えられるようになります。ですので、一番ハードルが高いのは、一番大変なのは、一番初めなのです。一番初めが一番つらい。なぜかというと、過去にそういう成功体験がないからです。そこで、まずは克服して伝えると、それが一個できたら、次は楽なのです。そういう成功体験をいかに積み重ねて行き、違和感なく伝えられるようなセルフイメージキャラクターを定着させるというところが大事になります。 そのためのアプローチとして、2つのアプローチがあります。1つが小さな成功体験を積み、より大きなことに試みるというアプローチです。そしてもう1つが、はじめに大きな成功体験を得て、大きな自信を得るというアプローチです。どちらのアプローチも良いです。どちらのアプローチも良いですが、相手に違和感のない伝え方ということも大事なことです。例えば、節目のタイミングで伝えることです。あるいは、伝えようと思った口実を説明したりすると、違和感を持たれにくいです。かしこまりすぎず、さらっと伝えた方が良い場合もあります。 伝え方の工夫も大事です。節目のタイミングは、誕生日、記念日、面談をした時、二人きりの時、そういう時に伝えます。また、感情を伴わない感謝の言葉は、不信感をもたられます。感情の状態を言葉の内容と一致させます。そんなに綺麗な言葉でなくてもいいです。それよりも、感情が伴っているということの方が大事なわけです。不器用でもいいから、ちゃんと感情を伴わせて、一言でいいからちゃんと伝えるところが大事です。 そして、いいなと感じたことは心に留めずに言葉に出す。これはすごくシンプルなことなんです。これを徹底してみてください。例えば、この資料を読みやすいと思ったら「読みやすいね」と言えばいいんです。大変だろうなと思ったら「大変だったね」「よく頑張るね」「よかった」と言えばいい。ありがたいなと思ったら「ありがとう」と言えばいいんです。 言葉に出せない場合。以下の対応を行います。いいなと感じた瞬間をメタ認知します。そして、それを言おうとしない瞬間も逃さずメタ認知をします。そして、それを言わない理由を分析し、自分の動かし方を行います。いいなと感じたことを伝えます。こういうふうなことをシンプルにできるようにしていきます。そういうルールを自分に設けていきます。頻度が大きすぎると相手も困惑するので要注意ですけど、そこは状況に応じて、褒める、感謝をする、労をねぎらう、成長の跡と可能性を伝える、こういうコミュニケーションは好子なのです。好子はその行動を強化する刺激なわけです。相手が望ましい行動を取ってくれたら、こういうコミュニケーションを取ることによって好子を出し、その望ましい行動を強化していきます。そうすると、もっと望ましい行動を強化していきます。そうすると、もっと望ましい行動を取ってくれるようになるわけです。 そして、人を認めない人が周囲から認められることは難しいです。返報性ですから。人を認める人は、周囲からも認められる人望を得ることになります。そのため、リーダーは照れくさいことであっても伝えるべきことは伝えなければなりません。照れくさいことも、誠意を持って伝える人は強い影響力を持ちます。皆さんの周りにそういう人はいますか、皆さんはそういう人になれますか、すごく大事なことなのです。照れくさいことであっても、正義を持って伝える。こういうことができるリーダーが、実は足りないのです。 仕事ができるリーダーであり、こういうことができるリーダーになってください。感情を克服することで、伝える力がどんどん強くなります。見つける力を強くして、良いところ、感謝すべきところ、見つけられるようになります。そして、伝えられなければなりません。見つける、伝える、人間ならではの付加価値です。こういうところをさらに磨いていきます。そのため、見つける力、伝える力、意識してコツコツと実践していきます。こういった認めるコミュニケーションを違和感なく取れるようになってください。それによって、強いリーダーシップを発揮していきます。それが人望をもたらします。人望がある人の言葉は、強い影響力を持ちます。そういうところを目指していきます。

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成長欲求

成長欲求 成長欲求は、自分の能力を上げ、苦手を克服し、創造的、生産的でありたいという欲求であり、自分の成長を信じたいという欲求です。人間は自分の人生はまだまだこんなものではないと、自分の可能性はまだまだこんなものではないというふうに心のどこかで思っています。また、そう思いたいという願望があります。それをどこまで本気でそう思っているのかこれは人によって違います。本気でそう思っている人もいれば、本気ではそう思うことはできないけれども、でも、どうにか信じたいというような人もいます。 こういうふうな人間の本能的欲求から、潜在的に次のような欲求を抱くことになります。自分の可能性に気づかせてほしい、自分に自信を持たせてほしい、自分を奮い立たせてほしい。もし上司が自分の可能性に気づかせてくれて、自分に自信を持たせてくれて、そして自分を奮い立たせてくれる、そんな上司だったらどうですか。もうこの人のもとで,仕事がしたいとこの人についていこうとそんなふうに思えるんじゃないかと思うんです。そういうふうな潜在的に抱く欲求を満たす関わりというのを、人はできるようになっていきますと相手から強い信頼を得ることができるようになっていきます。 欲求を満たしてくれる人は、かけがえのない存在なわけです。自分の可能性に気づかせてくれて、自信を持たせてくれて、奮い立たせてくれるような人はなかなかいません。だからこそ、かけがえのない存在になります。成長欲求を満たす対話は、相手との信頼を深め、相手の可能性を引き出します。本気で相手の成長を信じ、そしてそれを言葉で伝えてあげて、そして言葉でも、そして行動でも支援していくことをやっていくと、相手からかけがえのない存在と思われるわけです。かなり強い信頼関係ができるわけです。 皆さんは周囲にそのようなことをやっていますか。逆にそういうことができるようになってみませんか。成長欲求はジョハリの窓と合わせて話をしていきます。これは自己認識の側面を表す言葉です。自分のことについて本人が気づいていて他者にも知られている点これを解放の窓と言います。そして本人は気づいていないけれど他者に知られている点これを盲点の窓と言います。そして本人は気づいているけれども他者には知られていない点これを秘密の窓と言います。そして本人も他人も気づいていない点これを未知の窓と言います。注目すべきは盲点の窓です。本人が気づいていない能力や長所についてフィードバックをし,本人の新たな可能性に気づかせます。本人は、すごいことであったとしても、当たり前のようにやっていると気づかなくても、実はこれがすごいことなんだよと言ってあげる。そういったところについてフィードバックをします。あなたはいとも簡単にやっているけれども、これってなかなかできることではないんだよと、それってすごいことなんだよと、こういうフィードバックをするわけです。本人はそれで気づくわけです。これってすごいことなんですか,そして自分の能力や才能に気づくわけです。そういうふうなフィードバックをやっていくと、そのためにも盲点の窓からさらなる可能性についてフィードバックできるようにアンテナを張ることが大事なわけです。 そして成長の跡を見つけるというところも成長欲求を満たしていく上ではすごく大事なコミュニケーションです。十分なレベルに達していない、だから褒めるわけにはいかないってこともあります。頑張ってるのはわかるよでもね、このレベルでは褒めるわけにはいかないんだよ、まだまだできるようにならなきゃいけないということでありますよって褒めることができないよねとなるわけですけれども、褒めることができなくても,その人の成長の跡を見つけることができれば、その部分を褒めることができます。一年前と比べてできるようになったこと、ここをフィードバックすることができるんです。成長の跡を褒めることで、成長の前から今までずっと見守ってくれていたんだと感じるわけです。長い時間軸を共有してくれていると感じるわけです。長い時間軸を共有してくれる人に信頼を覚えます。 成長の跡にもアンテネを張って意識に上がりやすいようにします。こういう風なところから成長欲求を満たして関わり、相手の良い点を見つけフィードバックをする、あなたはこんな能力がある、こんな可能性がある、さらに成長の後を見つけてフィードバックをします。

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感謝を伝える

感謝を伝える 感謝を伝える。感謝の力を発揮する。その話をしていきます。感謝をすることで、脳から次の物質が分泌されます。セロトニンは不安を排除し、安らぎをもたらす物質です。オキシトシンは癒しやリラックス。信頼をもたらす物質です。ドーパミンは、やる気や集中力、創造性を高める物質です。エンドルフィンは、ドーパミンよりもさらに強い幸福物質です。感謝すると、これらの物質が分泌されて、感情が安定して穏やかになり、そしてドーパミンとエンドルフィンが分泌されて、パフォーマンスが上がる。こういう風な作用が起きます。これは経営やビジネスで成果を出す上で重要であります。 感謝の気持ちを持つということは、ご自身の心を穏やかにし、パフォーマンスを上げるという作用があります。これが感謝の力です。感謝をしていく上で、相手に感謝をできるところを見つけていかなければなりません。あるいは、周囲のことも普段の生活の中でもありがたいなと思えることを見つけなければなりません。 ところが、人間というのは感謝が苦手な生き物なのです。馴化という脳の作用があります。これは刺激が長時間繰り返し与えられると、その刺激に鈍感になり、反応が見られなくなるという脳の性質です。つまり、慣れてしまいます。馴化によって、脳は当たり前の感覚を覚えていきます。「ありがとう」という言葉、これは「あることが難しい」と書きます。この反対語は、あることが難しくない。つまり、当たり前になってしまいます。何事も当たり前だと思ったら、ありがたいと思えません。これだけの給料をもらえるのが当たり前だと思ったら、給料をいただくことに感謝はできません。何事も当たり前だと思ったら、もう感謝できません。当たり前があると思ってしまっていることをよくよく見直して、これは決して当たり前ではないと思うと感謝できることはいっぱい見つかります。部下、上司、お客様、家族に対して当たり前と思ってしまっていることを見直す。それによって感謝できることが,見つかることで、見つける力が高まります。感謝を伝えるということに関する見つける力、これは当たり前を見直すことで、ぐっと高めることができます。特に周囲の人間関係に当たり前、そんな風に思っていると感謝はできません。そこを見直すと、そして人は当たり前の基準を超えたことに感謝できます。当たり前の基準が高い人は、よっぽど良いことが起きないと感謝ができません。なので、感謝できることがなかなか見つかりません。一方で、当たり前の基準が低い人は、ちょっとしたことでも感謝できるわけです。なので、感謝できることが多くなります。そして、当たり前の基準は、馴化によって上りのエスカレーターのように自然に高くなっていきます。馴化によって脳は慣れていくわけです。慣れていくと、どんどん当たり前の基準が上がっていきます。当たり前の基準を低く保つには、上りのエスカレーターを下る勢いで継続して意識することが必要なのです。そうしないと、勝手に上がっていくのです。部下、上司、お客様、家族に対して当たり前の基準を低く保つことができているか見つめ直してください。幸せになるためにはどうすればよいかこの答えは単純明快です。当たり前の基準を低く保つことです。 当たり前の基準を低く保つには2つの方法があります。1つが感謝日記です。1日の終わりに感謝したことを日記に書く。良かったことに対する感謝だけでなく、当たり前と思ってしまっていることへの感謝を書き出す。毎日書くようにすると感謝できることに対してアンテナを張るようになります。 それから、「ありがとう」を唱えるのです。「ありがとう」を唱えると、認知的不協和音を解消しようとする脳の修正により、感謝が言葉に引っ張られやすくなるので、感謝の気持ちが起きやすくなります。脳は認知的不協和音を嫌います。認知的不協和音というのは矛盾です。例えば、心の中では「ありがたい」と思っていないのに、口では「ありがとう」と言うと、そうすると矛盾が起きます。心の状態と発する言葉が一致しないと、これがこの認知的不協和が大嫌いです。解決する方法は2つです。1つは、感情の状態に言葉の内容を合わせていくことによっていくことです。もう1つは、言葉の内容によって感情を合わせていくことです。この合わせていくことを通じて、認知的不協和音を解消しようとします。「ありがとう、ありがとう」と言い続けると、もう言葉を変えるというのは難しいですから、だったら心の状態を変えるしかないと言っています。無理やりありがたいという気持ちにさせようとします。感情は言葉に引っ張られやすいので、まず言葉を先に言い出して、そして感謝の気持ちは自然と湧いてくるようになります。

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認めるコミュニケーション 見つける力

認めるコミュニケーション 見つける力 褒める、ねぎらう、もし褒めたり、労をねぎらう、感謝を伝えたいということができていないとするならば、その原因は、一体何かを探っていく必要があります。褒めたり、労をねぎらう、感謝を伝えるは、認めるコミュニケーションです。これができてないとなると、その原因は2つに分類できます。1つが、見つける力の弱さ。人の優れた点、努力した点、良い点を、見つける力が弱いということになります。そもそも、「褒めるところが、ないから褒めようがない」あるいは「当たり前のことしかしてないから感謝のしようがない」こんな風に言われるかもしれません。これに対してはっきりと言えることは、「人に対して、見つける力が弱い」ということです。あなたの見つける力が弱い人がこういう発言になります。 そもそも良いところは見つけられない。また、見つけても伝えられない。伝えられないと認めることはできません。この見つける力と伝える力、どちらかの力が弱いと、認めるコミュニケーションができていないことになります。 認めるコミュニケーションをきちんとできるようなるため、この2つの力を高めていくには、どうすればよいか。それによって決める、それによって認めるコミュニケーションをきちんとやることです。 脳幹模様、脳幹模様体、肺活系という脳の部位があります。これは、五感でインプットした情報の取捨選択を行い重要と判断した情報のみを意識に上げることをやってくれます。五感で、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚など膨大な量の情報をインプットし続けています。これだけたくさんの五感情報をインプットし続けているわけですから、この情報をすべて意識にあげると発狂すると言われています。よって、発狂しないように意識にあげる情報を取捨選択しています。それが、納棺模様、台風、納棺模様体、肺活計、となります。そして、取捨選択の基準が、何か強い関心や興味を持つということになります。五感で情報をインプットしていても、それが意識に上がらないと、その情報をインプットしていないと感じます。実際インプットしているのに意識に上がらないと、その情報はスルーされてしまいます。結果、その情報はインプットしていないと感じるわけです。何に興味・関心を持っているかによって、どういう情報が意識に上がってくるかは全然変わってきます。興味・関心によって、全く同じ1日を過ごしたとしても、意識に上がる情報が全然変わるので、ずいぶん違う一日を過ごしたいように感じます。 ここから展開すると、見つける力を磨く上では、どこか良い点はないかというアンテナを張ることが重要です。良い点のアンテナの逆は、ミスのアンテナです。アンテナを張ることにより、良い点が視覚情報として目に入ってくるのです。それが意識に上がるようになります。人の良い点が見当たらない人は、良い点が目に入っていても、意識に上がっていない可能性があります。良い点、褒める点、それがインプットされていても、意識に上がってこないで、そのままスルーされてしまいます。だから、気づかないという自分側の問題であることも大いにあります。そこに気づけるようになると、このようなところが見当たるようになってきます。 まずは、見つける力を高めていく上では、どこかいいところはないかなというアンテナを普段から張ることが大事になります。そして、見つける力に関しては、良い点というレベルがあります。 レベル1は、肩書き、実績、結果、所有物、外見。レベル2は、行動、態度、発言、努力。レベル3は、能力、才能、センス、適性、可能性。レベル4は、価値観、考え方、人間性、生き方。相手のことを褒めるにしても、どのレベルのことを褒めるかによって、褒められた側の嬉しさといったところも変わってきます。浅い間柄では浅い内容で良いのですが、そこから褒めるレベルをより深めていく意識を持ちます。そして、褒めておしまいではなく、より深いレベルのところまで褒めることができないかという意識を持つわけです。相手の理解が深まるほど、深い内容について褒められるようになります。理解を深め、より深い内容を褒めます。 自分のことを認めてくれる人の言葉は、よく覚えていることになります。人は、どんな言葉を覚えているか、話し方の話の聴き方を改めると、今までに話をしてくれなかったような深いところまで話してくれます。そうすると、相手のことをより深く理解できるようになります。より深く理解できたら、より深いところまで褒めることができるようになります。いいなと思ったところを素直に「いいね」と、素晴らしいと思えば「素敵」と。そういうふうに褒める。その言葉が相手の心に何年も残り続けるというふうなこともできます。これをしていくためにも、聴くことが大事になります。見つける力を高めて、そして、より深いところまで、良いところを見つけられるようにしてください。

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聞き手の役割、効用

聞き手の役割、効用 どのようなところに人間的な信頼を感じるか?この問いに対する答えは3つの分類にたどり着きます。この3つの内容をきちんと見出している人は、人間的信頼を得ることが統計的に明らかになっています。一貫性がある、根源的欲求を満たしてくれる、公欲が強い、この3つの要素を満たしてくれる人に対しては、信頼をえるとともに、ポジティブな感情を抱く傾向にあります。 根源的欲求とは、生存欲求、関係欲求、成長欲求となります。これは、人間が根源的に抱く、かなり強い欲求であります。 生存欲求は、安心安全に生きていきたい。現代社会では、お金が大きく関係します。関係欲求は、良好な関係を築きたい。人から認めてもらいたい欲求であります。成長欲求は、自分の能力を上げ、苦手を克服し、創造的、生産的であったり、さらなる可能性を追求したいという欲求です。 クレイトン・アルダファが提唱したERG理論の内容になります。これはマズローの欲求段階説をさらに深化発展させたものであります。 関係欲求は認めてほしいという欲求です。具体的には、関心を持ってほしい、気にかけてほしい、話を聞いてほしい、共感してほしい、褒めて評価してほしい、こういうことを一言で認めてほしいということになります。その相手を認める行動として、挨拶をする、関心を持つ、覚える、相手を気にかける、話を聞く、共感する、優れた点を褒める、労をねぎらう、感謝を伝える、ということがあります。返報性というものがあり、自分を認めてくれない人を認めることは難しいです。相手から認められたいなら、先に相手を認めるということが大事になります。 関係を築く上で、相手の話しを聴く(≒聞く)ことが大事になります。その聴き方としては、2つの意識と6つの聴き方で話を聴いていきます。話の場を作っていき、6つの聴き方を丁寧にやっていくと、だんだんと相手が安心して、心を開ける場ができてきます。そして、聴き方を丁寧にやっていくと、自分自身の心の状態が変わっていきます。今まであまり相手の話に興味がないと思っていたような状況でも、本当に興味が湧いてきたりします。本当に相手の話が聴きたくなったりします。相手の話を深く々,とにかく聴いていく中で、相手の話している内容の情景が思い浮かびやすくなります。相手のその時の気持ちが伝わってくるようになります。そして、このような聴き方をしていると、自分の心の状況に変化が訪れます。そういったことを通じて、自然と安心して心を開ける場ができてきます。この場ができると、今まで話してくれなかったようなことがどんどん出てくると、今まであまり会話が弾まない人がずいぶん弾むようになります。 好子と嫌子。これは行動分析学の言葉であります。好子というのは、行動の直後に出現すると、その行動を強化する刺激や出来事です。うなずき、笑顔、同意、共感、褒める、感謝、このようなものです。そして、嫌子。行動直後に出現すると、その行動を弱化させる刺激や出来事です。無表情、無視、しかめっ面、否定、怒り、苛立ち。このようなものを嫌子といいます。この「好子」と「嫌子」を使って、聴き手として、話し手に対して影響力を発揮することになります。聴き手が「嫌子」を出すと、会話に弾みようがなくなります。話し手も、話す気が失せてしまいます。聴き手が「好子」を出したり、「嫌子」を出すことによって、話し手が自分のペースで話しているうちはよいのですが、だんだんしゃべれなくなってしまいます。これが、聴き手が持つ影響力になります。よって、聴き手は「好子」と「嫌子」を意図的に出すことによって、話し手に対して影響力を発揮するというようなことができるようになるわけです。そしてこの影響力はかなり強くなります。話し手は、聴き手のリアクションにものすごく影響を受けます。 この「好子」と「嫌子」を意図的に活用していきます。特に「好子」です。会話が弾むかどうかの条件を握るのは聴き手になります。聴き手が「嫌子」を出すと、会話は弾みようがなくなります。よって、聴き手が話し手の発言に対して、笑うか、共感する。どちらかのリアクションを取ると、会話が弾むという状況が生まれます。よって、会話が弾むかどうかというのは、あくまでも聴き手のリアクションにかかっています。話し手が何を話すかではなくなります。聴き手がどういうリアクションを取るかで、会話が,弾むかどうか決まります。ですから、会話が弾むかどうかの主導権を握るのは、聴き手であり、この主導権を握り、質問で相手の話を引き出し、「好子」を出して、相手の話すという行動を強化していくわけです。それによって、聴き手として会話を弾ませるというようなことができるようになります。 話し手として会話を弾ませるというのは、なかなか大変なことです。頭の回転の速さや、知識の豊富さや、話の上手さなど、いろんな要素が求められます。しかし、聴き手として会話を弾ませるということは、相手が喜ぶ質問をして、その質問に対して答えてくれた内容に対して、「好子」を出すわけです。共感したり、相づちを打ったり、同意したり、褒めたりします。そして、その発言に対して、「好子」を出し、発言するという行動を強化した上で、さらに質問をし、話を掘り下げていきます。これを繰り返していくわけです。そうすると、話し手はどんどんしゃべってくれます。そして、会話が弾むという状況を意図的に作れるようになるわけです。 それに、会話を弾ませる方が、「好印象を持たれやすい」と、深い関係を築きやすくなります。自分が話したい話を引き出してくれて、その話を興味津々に聞いてくれて、さらに質問でその話を掘り下げてくれる。さらにその話を興味津々に聞いてくれる。こういう人はすごく好印象を持たれますので、こういう人と話をしてくれると楽しくなります。 自分の話を一切聞いてくれない。相手が一方的にずっとしゃべってくる。こういった人と、「好子」がでた話の聴き方をしてくれる人と、どちらの人とまた会いたいと思いますか。「好子」がでる聴き方をしてくれる人と思います。このような話の聴き方、会話の弾ませ方ができると、また会いたいと言われるようになります。そういうふうな状況になると、人脈がすごく広がっていきます。 一方、話し手として会話を弾ませることしか考えていないことは、一線を画す。何か沈黙が気まずいから、話をしなければ、そんなふうに考える人は多いわけですが、会話を弾ませなければ、沈黙が気まずくなり、どうするかというと、何か話さなければならないと思うのです。 話すという方法で会話を弾ませるのも、一つのアプローチですが、聴くという方法で会話を弾ませるというのも、もう一つのアプローチとしてあるわけです。そのために、質問をします。相手に話しそうになります。ですから、話し手としても聴き手としても会話を弾ませられるようになるというのが理想なわけです。 ただ、会話を弾ませるというと、自分が何かをしゃべらなければいけない。 何かしゃべるネタがないからと、頭の中で検索しても、なんだか出てこないと、出てこないと沈黙、そして沈黙が気まずい。これが続くと、人間関係が苦手みたいになってしまいます。そうではなく、相手にしゃべってもらえばいいのです。そして、その話に対して「好子」を出せばいいのです。それでまた、その質問で、さらに相手の話を掘り下げていきます。こういうふうな会話の弾ませ方の方が、楽なのです。楽であり確実です。自分が良いリアクションも、取れば、会話が弾むという状況が生まれるわけです。 このアプローチを知っていれば、話し手としても、聴き手としても、会話が弾むという状況を作れることになります。会話を弾ませる力が高まると、様々な人と,関係を深められるようになり、ビジネスの可能性も大きくなります。こういうふうな状況を意図的に作れるようになると、皆さんの可能性はすごく広がっていきます。ビジネスの可能性は、人脈に比例することもあります。幅広い人脈を持つ人というのは、いろんな話がきます。いろんなチャンスを手にしていくわけです。そういうふうな状況を作るためにも、聞き手として会話を弾ませること、この方法を知っているとできるようになっていけばよいです。 この聴き方を意識してください。この聴き方を今後、人生でできるのと、一切やらなくなるという人生では、今後の人生の展開、それから人間関係、全く違った結果になると思います。それくらい大事なことでもあります。今後も継続して、実践して、そして習慣に持っていくことです。習慣というのは、そのような聴き方を自然とすることです。そういうふうな習慣が身につくと、今後の可能性はどんどん広がっていきます。

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待つ力

260118 待つ力 待つ力というのが必要です。あ、この人からは必要な情報が得られないな、と。あるいはもう言いたいことがわかった。でも最後まで丁寧に話を聞かなきゃいけないんだな。なぜかというと信頼関係の構築ですね。 そしてすごい方というのはいっぱいいますが、一流だなと思う方というのはそう多くはありません。私が一流だと感じる要件の一つがこの待てることなのです。待てるということは,なかなか多くいません。こういう能力の高い人、頭の回転が速い人、経験豊富な人がいますが、かつ人を待てる人、こういう人が一流の条件でもあります。こういう人っていうのは、やはり自分のペースで物事を前に。 冷たくなると。なので待つというのはすごく難しいんです。でも待てないと相手の話を遮ったり、あるいは自分が、自分がという風に話そうとしたりすると、本当に能力、相手が早く経験が豊富なんだけれども、じっと相手の話を最後まで丁寧に聞いた上で、なるほどと。その点に関して私はこう思うんです。こういう余裕のある受け答えができる人。この人を待てる人だなと思います。一流だなと思います。 大事なことは、ただすごい人ではなくて、一流の人になっていただきたいと思います。そのためにも、待つ力。これは、もはや力です。待つ力ということです。ぜひ身につけていただきたいと思います。 そして、話を聞くということは、相手の意見を何でも受け入れなきゃいけないかということではありません。勘違いしてほしくないのは、聞くということは、迎合するということではありません。受け入れられない意見は,受け入れる必要はありません。ただ、受け入れられない意見でも、まずは最後まで聞くということが大事です。というのも、途中で遮った上に意見を否定してしまうと、相手は感情的になりやすいです。そして、信頼を失いやすいです。 意見を受け入れられない、あるいは否定する、ということは、ただでさえ相手が感情的になりやすいコミュニケーションです。その感情的になりやすいコミュニケーションを、相手の話をさえぎった上に、そういったコミュニケーションすると、より感情的になりやすいんです。よって受け入れられない意見こそ丁寧に聞かなきゃいけないんです。そして共感できる点、納得できる点についてその旨をお伝えする。この部分はすごくわかる。この部分は確かにあなたの言う通りだ。 こういうところをしっかりと伝えることができれば、ただ、この点についてはちょっと受け入れることが難しいと。なぜかという理由も伝えられると。そういうふうなコミュニケーション、かなり慎重なコミュニケーションを取る必要があります。こういった受け入れられない意見を聞くときこそ、 慎重に丁寧に聞くということが大事です。それが意見を受け入れられない部分の伝え方です。信頼を左右するために、聞き方がより重要であります。

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聴くことができない理由

260118 聴くことができない理由 自分自身がこのような聞き方ができているかどうか、振り返ってみてください。できていないとするのであれば、その原因は何か考えてみてください。こういう話の聞き方ができない原因として、 考えられるものがいくつかあります。まず一つ目は我欲です。我欲というのは、人間は自分が話したいという欲求がものすごく強いんです。なぜかと言いますと、脳は自分の体験を話すとき、金銭欲や性欲が満たされた。 時と同じ快楽を感じるという説があります。ですので、自分の体験を話すというのは、ものすごく気分がいいわけです。自分のことばっかり話す人っていますけども、この人というのは、この快楽を。 克服できない人、つまり快楽中毒なんです。なので自分が話すことが止まらないって人います。もう快楽に追われてしまっているわけです。それぐらい我欲というのは強いんです。これが克服できないと人の話を聞くということがなかなか難しいです。 まずは話しすぎていないかというメタ認知が重要です。それから、めんどくさい。相手の話を聞くのがめんどくさい。それをめんどくさがることは、あなたと信頼を深める気はないという意思表示にもなってしまいます。それから、怒り。怒りで冷静さを欠き、聞く意識が持てないと、焦り。忙しくて時間的余裕がない。相手が話を終えるのが待ちきれないと。この忙しくて時間的な余裕がない時であれば、 2つの意識、6つの聞き方で聞きましょうというのは現実的に難しいかもしれません。そういった場合は、少し今手が離せないので後にしてもらえませんか後でまた聞く時間を設けるか、設けるかなという風にしてですね、後にしてもらうという方法もあります。 こういう時こそメタ認知し、聞く意識を持つことが重要だということです。こういう時に聞くというのは難しくなります。だから要注意ということです。そういう意識をぜひ持っていただければと思います。それから話を聞くのが難しいという人がいます。 どういう人かというと、能力の高い人、頭の回転が速い人、経験が豊富な人、こういった人は相手よりも優れていることが多いので、相手の発言に対して次のように思いやすいことが挙げられます。まず、言っていることのレベルが低いと、そんな意見よりも自分の意見の方が優れていると、聞くまでもないと、 それから相手の言っていることが分かったと。次に自分が言うことも決まったと。最後まで聞いていられないと。こんな風に思うのです。こんな風に思うと、あの2つの意識、6つの聞き方というのは極めて難しくなるのです。 聞く目的というのは必要な情報を入手することという風に思っている方は、もうこういう風に思うと聞く必要がないとなってしまいます。この人から必要な情報は手に入らないと、あるいはもう。 言いたいことがわかったと思ってしまいます。もう聞く必要はないとなってしまいます。だけども、聞く目的というのは、必要な情報を認識することだけではありません。信頼関係を築くことも重要な要素であります。信頼関係を築くということが大事な、大事な目的になります。ですので、2番目の目的も意識して話を聞く必要があります。そのためには、待つ力というのが必要です。

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行動分析学の話し

260118 行動分析学の話し 行動分析学の話です。好子、嫌子という2つの刺激を使って行動を分析していく学問です。 好子は行動直後に出現するとその行動を強化する刺激や出来事であります。具体的に言うと,頷き、笑顔、同意、共感、褒める、感謝などが挙げられます。 嫌子は行動直後に出現するとその行動を弱化させる刺激や出来事であります。具体的に言うと無表情、無視、しかめっ面、否定、「怒り」「叱責」などが挙げられます。 4つの行動パターン 好子の出現により強化 Aさんが無表情でありましたそこでBさんが発言をしましたその結果、Aさんが笑顔になったすると。 Bさんの発言が増えた。Bさんの発言に対してAさんが笑顔という好子を出現させたわけです。好子はその行動を強化する刺激なわけですからBさんが発言をしたらAさんが好子を出した。その結果Bさんの発言が増えた。これは好子の出現による強化という,ことになります。 好子の消失による弱化。 Aさんが笑顔だった。Bさんが発言した結果でAさんが無表情になった。笑顔という好子が消えたことになります。それによってBさんの発言が減った。 発言するという行動が弱化させられたわけです。これを好子の消失による弱化ということになります。 嫌子の出現による弱化。 Aさんが遅刻を黙認していた。その結果、Bさんの遅刻が増えたのでAさんが叱った。 叱るという嫌子を出しました。その結果、Bさんの遅刻が減りました。嫌子を出現させることによって、遅刻という行動を弱化させました。このパターンを嫌子の出現による弱化と言います。 嫌子の消失による強化 Aさんが遅刻を叱ったらBさんの遅刻が減りました。なのでAさんは叱るのをやめました。そしたらまた遅刻が増えました。このように叱るという嫌子を消失させた結果。 Bさんの遅刻をするという行動が強化されたわけですその結果、Bさんの遅刻が増えましたこのパターンを嫌子の消失による強化ということになります このように、4つのパターンに分けて行動を分析していきます。 聞き手が好子を出すと、話は盛り上がります。一方、聞き手が嫌子を出すと、話し手がだんだん話が少なくなり、しゃべれなくなるのです。どんどん話せば良いことでも、話せなくなるのです。これが聞き手が持つ影響力なのです。聞き手が好子を出すか、嫌子を出すかで話し手の発言の状況をコントロールできます。聞き手が嫌子を出したときだんだん話すのがつらくなる場合によっては話さなくなる。 人もいますなぜかは聞き手が嫌子を出したからですそれぐらい嫌子、好子は強い人です日常会話の中で無意識のうちに好子、嫌子を使っているのです。 それによって話し手は影響を受けてしまいます。そういうふうな影響力を、人は無意識のうちに発しているんです。この影響力を意図的に使えるようにしていきます。無意識のうちに堅守を出現させて、相手の発言を邪化させて、信頼構築の機会を逃していないか、 このことはもったいないことです。自分がコーチを出しながら相手の話を聞いているつもりの方がいます。ところが相手からすると嫌子が出ていることに気づかない。それで相手の話を邪化させて会話が弾まないと相手もだんだん話す気が,失せてしまいます。ところが聞いている側は好子を出しているつもりなんです。そういう人っています。ちゃんと聞いているつもりだと思いがちです。ところが話し手からするとあんたそれ嫌子が出てるよというふうな人は。 非常にもったいない人です。そういった無意識の嫌子の出現というのが怖いんです。相手の話に関心はあっても表情がそれを表していない。相づちも打っていない。それから目を合わせない。スマホを見ながら相手の話を聞くことや資料を見る。 それからパソコンでメモを取るなど、悪いことではないが、目が画面を向いたままであります。こういった行為は、話の聞き方に注意が必要になるということになります。 話の聞き方が雑な人がいます。相手のことを丁寧に大切に扱えない人です。よくあるタイプが、相づちのタイミングが早すぎる人です。相手がまだしゃべっているのに、しゃべり終えてないタイミングで、「そうですか、なるほどなるほど」と言ってしまい、印象が悪くなってしまいます。相づちの打ち方が適当な人です。しっかりと話を最後まで聞いて、そして若干の間を開けて相づちを打つと、若干の間、開けすぎると逆におかしいです。本当に若干の間です。若干の間を開けて、なるほど。 「そういうことですね」というふうに相づちを丁寧に打ちます。好子を出現させることによって、相手が気づかないままに相手の行動を変えることができるのです。好子、嫌子は無意識のレベルで相手の行動を変える力があるのです。それぐらい強い,刺激なのです。意図的に好子、嫌子を出現させることによって、聞き手は話し手に影響力を発揮することができます。好子を出しながら話を掘り下げると、相手が深いところまで話してくれるようになります。そして、聞き手がテンションを上げて聞くと、 話のテンションも上がっていきます。まずは好子を出すというところに意識することです。もう一つレベルを上げるならば聞き手がテンション、自分のテンションを上げることによって話のテンションを上げに行くということです。話というのは聞き手のテンションによって。自分のテンションをすごく引っ張られるのです。なので、会話を弾ませたいなと思ったら、聞き手がテンションを上げて、話を聞くし、話もつられてテンションが上がりやすいです。その結果、会話が弾むという状態を作れます。 あまり上げすぎはおかしいので、やりすぎは要注意でもあります。もう少しテンションを上げて話を聞いてみる。そうすると話し手も綴られてテンションが上がりやすいんです。これも好子の力となります。こうやって好子を強めに出す。テンションを上げるという形にちょっと強めに出す。すると,相手の話すという行動をより強化できます。そして、会議や打ち合わせで、話し手が話す際に話に好子を出し続けると、話し手は自分の方を向いて話すようになり、好印象を抱きます。それから、人の悪口など聞きたくない話や、度が過ぎて相手が話すとき、 あえて嫌子を出して会話を収束させることもできます。こういう話はあまり聞きたくないな、と話を相手がするときがあります。例えばスマホをいじり始めるとか、あるいは食事に集中するとか、そういうふうにしてですね、嫌子を出す。相手の話がトーンダウンしたタイミングで、そういうあの件どうなりましたというふうに話題を,変換していく。このようにして意図的に好子、嫌子を出して話し手をコントロールしていくというふうなことができます。ドラッカーの言葉があります。多くの人が話し上手だから人との関係は得意だと思っている。対人関係のポイントは聞く力にあることを知らない。話がうまいから。 自分は対人関係が得意だと思っていると大間違いだ。対人関係のポイントは聞くというところにあるんだ。相手の言葉を大切に丁寧に扱えない人は相手を大切に丁寧に扱えないわけです。自分はしゃべるのが得意だと。だから対人関係は得意だと思っている人は果たして聞いていますか,という話です。自分の話をちゃんと聞いてくれる人たちには、自分の話をちゃんと聞いてくれない人には、心を開かないわけです。こういう聞く力こそ、対人関係のポイントだということに気づいていません。 もう一つ、大事な習慣があります。

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