影響力の要素

影響力の要素

影響力は、何を言うかという言葉の要素と、誰が言うかという信頼の要素があります。この2つの要素から構成されます。同じ言葉でも、信頼を得た人が言うのと、信頼を得ていないのとでは、その言葉が持つ力はまるで変わってきます。

言葉の力は、信頼の度合いに比例をします。相手を動かそうとする前に、信頼を得ることが必要であります。人が動かないと悩む人の多くは、信頼が得られていない状態で人を動かそうとしています。信頼は、人間的信頼と能力的信頼に分けられます。

人間的信頼を得るために

「どういう人に、人間的な信頼を感じるのか?」の問いに対する回答のほとんどは、次の3つに分類できます。一貫性がある、根源的欲求を満たしてくれる、公欲が強い。

人間は、根源的に3つの欲求を抱いています。生存欲求、関係欲求、成長欲求です。

関心を持って欲しい。気にかけて欲しい。話を聞いて欲しい。共感して欲しい。褒めて欲しい。高く評価して欲しい。このような言葉を一言で認めて欲しいと言います。

その相手を認める関わりとして、挨拶をする。関心を持つ。覚えている。相手を気にかける。話を聴く。共感する。優れた点を褒める。労をねぎらう。感謝を伝える。これらが認める関わりとなります。

成長欲求

成長欲求は、自分の能力を上げ、苦手を克服し、創造的、生産的でありたいという欲求です。自分の成長を信じたい。自分の可能性を信じたいという欲求。この欲求に関連して、潜在的に次のような欲求を抱きます。

自分の可能性に気づかせて欲しい。自分に自信を持たせて欲しい。自分を奮い立たせて欲しい。

この欲求を満たしてくれる人は、かけがえのない存在となります。

成長欲求を満たす対話は、相手との信頼関係を深め、相手の可能性を大きく引き出します。

認めるコミュニケーション

認めるコミュニケーションを行うためには、2つの力が必要になります。1つが、見つける力であります。相手の良いところを見つけます。もう1つが、伝える力です。見つけた良い点について、相手が納得できるように伝える力です。その際は、具体的に伝えることが重要であります。

この力が弱い人は、「どこを褒めろと言うんだ」「何に感謝しろと言うんだ」「こういう風に褒めるとか、感謝を伝えるって、そんなものは無理だ」ということを言ってしまいます。これは、見つける力が弱いことになります。

見つけても、照れくさいといった感情が生じると、伝えられなくなります。伝える力には、こういった感情を克服する力も必要となります。

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