感情を整える シーンごとの対処方法
これまで説明をしてきた個別の感情において、組み合わせをして、とりわけネガティブな感情が生じやすい場面において、どのように対応していくのか、解説をしていきます。まず、精神的に辛いと強く感じるような時があるとします。次のような場合、精神的に辛いと感じやすくなります。まず問題が起きた時、責任を追及された時、資金繰りが苦しい時、顧客からクレームが来た時、辛い思いをします。感情を乱れやすくなります。それから業務。仕事が終わりそうもない時。目標達成が難しい時。やばいやばい。どうしようとなります。それから否定された時。上司に怒られた時。低い評価をされた時、営業で断られた時、嫌がらせをされた時、辛い思いをします。それから関係の時、強いストレスを感じる上司、部下、顧客がいる時、このような各場合における対応について、準備して感情を整え、前頭前野の働きを良くすることで、パフォーマンスを高めていきます。こういう時こそ、高いパフォーマンスを発揮しなければなりません。ピンチな状況ではあります。ピンチの時に「やばいやばい」と言って身動きを取れないというわけではいけません。ピンチの時こそ高いパフォーマンスを発揮して挽回をしなければならないのです。そのためには,前頭前野の働きを良くしていかなければなりません。そのためには、感情を落ち着かせるということが大事です。そのためには、こういった場面において、どのように対処していくかということを解説していきます。
まず一つ目が、問題が生じた時ここでのキャッチフレーズはこの対応が信頼を左右するです。キーワードでもあります。この意識を持ってください。「この対応が信頼を左右する。」とメタ認知してください。問題発生時に取り乱してしまうと、今まで気づいた信頼が失われ、逆に優れた対応ができると信頼を得ることになります。普段はいい人であったとしても、問題が起きた途端に取り乱したり、パニックになってしまうと、信頼というのは簡単に失われてしまいます。逆に問題が発生した時も、冷静に落ち着いて、優れた対応が。できたとしたら、一目置かれます。大きな信頼を得ます。この人すごいなと、本当にすごい人だなというふうに思われます。従いまして、問題が起きた時というのは、信頼を失うピンチでもあれば、信頼を得るチャンスでもあります。だからこそ、問題発生時はこの対応が信頼を左右するとメタ認知してください。そして焦りへの対処について起きた問題に対して,「で」と突っ込むようで、焦って何かメリットあるのいってらっしゃい。「ないならやめればいいでしょう」とセルフトークをしてください。それから、不安への対処について想定される展開をシミュレーションし、それぞれの対応策を考え、最悪の展開に対する覚悟を決めてください。その際に、本当の意味は今は分からないと捉えてください。まずはシミュレーションと,対応策が大事になります。こういう展開が考えられる。そして、こうなったらこうすればいい。こうなったらこうすればいい。こう言われたら、こう答えれば良いと。このようにシミュレーションと対策。これを冷静に考えていきます。
これがどんどん決まっていけば、感情がどんどん落ち着いていきます。さらに最悪の最悪。どういう展開が考えられるのか。こういう展開が考えられると、仮にそのようになっても構いません。と軽く来るわけです。そうすると不安がぐっと落ち着いてきます。焦りも落ち着いてきます。その上で、この信頼を得る。対応をしていくと、これが問題発生時の対応となります。
次に、仕事が多すぎる時のキャッチフレーズ、キーワードは「焦るメリットはなし。淡々とこなせ」です。まず不安の軽減として終わらない、どうしようと焦るほど前頭前野の動きが落ち、パフォーマンスが下がります。ですので焦る,メリットがない。デメリットがいっぱいあります。でもメリットはない。焦るほどパフォーマンスが下がります。仕事が終わらない場合はいいや、目標達成できない場合をシミュレーションし対応策を考え、最悪の状況を受け入れて覚悟を決めます。仮に仕事が終わらなかったとします。さあ、どうなる。こういう展開を考えられます。こうなったらこうすればいいと。こう言われたらこう答えばいいと。シミュレーションの対応策を行います。そして最悪の最悪。どうなるかと。こうなるよねと。仮にそうなっても構わない。覚悟を決めたら、やばいやばい、どうしようという感情も全部薄れてきます。不安を解消していくわけです。その上で、目の前の仕事に集中をします。終わってない仕事、あの仕事もやらなければいけない。この仕事もやらなければいけないと、終わってない仕事や目標達成の必要な数値、あと5件取らなければいけないとか、あと10件取らなければいけないとか、こういうところに意識を向けると、焦りがもっと生じてしまいます。そうなると、どうなるかというと、前頭前野の動きが落ちることになります。だったら、こんなところに意識を向けない方がいいのです。あれもやんなきゃ、これもやんなきゃ、じゃなくて、そういうことは考えないと、そこに意識を向けずに、目の前の仕事に集中する。そして淡々と一つずつ片付けていきます。進捗が進むと落ち着いてきます。こういうふうに仕事が終わりそうもない時、どうしようという時は、とにかく、一つ一つ丁寧に片付けていくということに専念をしてください。
それから、否定された時や失敗した時は、「落ち込むな、考えろ」がキーワードです。他者から否定された際に、自分まで自分を否定すると心が折れます。なので、絶対に自分は否定をしません。内省は必要です。でも自己否定は必要ありません。そして落ち込むな。考えろ。と、失敗したとか営業で断られたなどで,こういう時に落ち込むと、前頭前野の動きが落ちます。落ち込むということは、つまりネガティブな感情がどっと押し寄せているわけです。その感情に苛まれると、前頭前野の動きが落ちます。前頭前野は強く感情が生じた状態になると動きが鈍るという性質があります。前頭前野の動きを良くするためには、感情を落ち着かせなければなりません。こういう風な落ち込むという状況に振り回されると、前頭前野の動きが落ちて、思考力が下がります。なので、もともとこのシナリオが準備されていると考えて、挽回する方法を考えます。営業で断られた、失注をした、もし営業がうまくいって契約取れていたらな、ということを思うと、余計落ち込みます。そのようなもしものシナリオは考えないことです。もうそもそもこのシナリオが準備されていたのだと。失注する契約を逃す。この運命はそもそも準備されていたんだと。さあ。ここからどう挽回するか、何を学ぶべきなのかというところに専念をするわけです。私はこれをよくやります。よく自分に言い聞かせることをします。言い方は別にして、悩むな、考えろということです。どうしよう、どうしよう。と悩むことがある時は、悩むなとさっさと考えろと自分に言い聞かせるべきです。悩む暇なんかないのかと。さっさと考えろと。悩むというのと考えるというのは、少々違います。悩むというのは身動き取れない状況になります。考えるというのは、この状況を打開するための策を考えるようになります。悩んでる暇なんかはない、さっさと考えろと自分に言い聞かせます。落ち込んでる暇なんかない。さっさと考えろ。考えるためには、前頭前野の動きをよくしなければなりません。だから、まずは感情を。落ち着かせて、それから否定を予定します。日々の上司の嫌がらせや小言などに悩む場合は、否定を予定して、「さあ来い来い」と待ち望んでいて、否定されても「はい来た」と捉えて、「で」と突っ込んで、受け流します。
それから関係に苦しむときキーワードは「この人は先生」と捉えるです。その人をどのように定義するかで感情の生じ方は変わります。苦手な人を苦手な人と定義してですね。その人と関わるとネガティブな感情が生じやすくなります。人生で出会う全ての人がいい人であれば自分は成長できない。となります。苦手な人に対して試行錯誤しながらうまく対応できるようになることで人が成長をします。ですので、苦手な人は自分が成長するための先生であり、問題となる行動は先生からの課題と定義すると、皆さんの人生において出会う人、みんないい人だったら、なかなか自分が成長できないと思いませんかいい人もいれば、苦手な人もいるし、嫌な人も。
いる。大変な人もいます。こういった人とですね、うまく付き合っていくためにはどうしようと、何と言えばこの人言うことを聞いてくれるのかなと、色々頭の中で考えて試行錯誤していくうちに、自分も成長していく。
わけです。だからこそ、そういった人が先生のわけです。
そして、上司の感情が部下やチーム、組織に与える影響があります。「情動伝染」があります。感情は無意識のうちに相手に伝染するという性質があります。特に上司の感情は部下に伝染しやすく、上司の感情は部下のストレス、離職率に影響します。離職率を下げるには、まず上司の感情を整えることが重要であります。この上司の感情に部下は敏感に反応します。今日の上司の感情はどうなのかというのは気になるところであります。上司が機嫌いいのか、機嫌が悪いのか、これによってチームや組織の状況、雰囲気が全然変わることになります。
部下の感情というのは、上司の感情にすごく影響を受けるのです。組織の感情の流れの話があります。組織の感情の流れは、川上にいる上司から川下にいる部下へ流れるのです。上司の感情の状態によって、部下がものすごい影響を受けます。ですから、部下のストレス・離職率に影響します。ダニエル・ゴールマンの心理学者の人、アメリカの大手企業の製薬社長を調査し、技術力やITよりも感情を扱う力の方が業績への影響は圧倒的に高いという研究結果を出したわけです。ですので、上司の感情はチームや組織の業績にも影響をします。業績向上のためには、自分の感情を良い状態に維持をします。
こういった時に、問題が生じた時、仕事が多すぎる時、否定された時、失敗した時、人間関係が苦しむ時、こういう時の感情の状態も実に影響しているわけです。だからこそ、整えればと感情を扱う力、自分の感情を扱う力。そして他者の感情を扱う力、こういったところが業績に大きく影響をします。そういったところもあり、感情を整える力をぜひ高めてください。