人を動かす影響力
人を動かす影響力について説得の3要素がとても重要になります。人を説得して動かすときには3つの要素を重視しなさいと古代哲学者のアリストテイスが2300年前の弁論術で書きました。
この弁論術という本は、いまだにディベートやプレゼンテーションのバイブルとして読まれています。
まず、エトス 話し手の徳、信頼性。話を相手から信頼を得ることが必要であります。
次に、ロゴス。ロジック、論理。話を理由付けや推論、例証を用いて論理的に議論を展開すること。
そして、パトス。感情、情念。話では相手が抱いている感情や情念を理解し、それに訴えかけ、共感を得ることが必要であります。
つまり、信頼を得た上で、論理的かつ共感が得られるように説得を進めることが大事だと言っているわけです。この信頼が得られている人が発する言葉と、信頼が得られていない人が発する言葉とでは、人を動かす影響力というのは、まるで違ってくるわけです。
厚い信頼を得た人は、一言言えば相手が動きます。一方で、信頼を失ってしまった人は、何を言っても相手は動きません。それほど信頼が得られていない人でも、相手は動きません。それだけ信頼関係が大事となります。
言葉の力は、信頼の度合いに比例すると、相手を動かそうとする前に、信頼を得ることが必要であります。人が動かないで悩む人の多くは、信頼を得られていない状態で、人を動かそうとしているというところがあります。
人を動かす影響力は、信頼を得ているかどうかに大きく差があります。