社会貢献 関わり方

社会貢献 関わり方

周囲に伝えること、講演してもらうこと、あるいは紹介することを通して、社会課題の実態を知ると、その解決に向けた活動に興味を示す人が現れます。その活動を行うNPO団体などを知ることで、そこに協力したいという人も現れます。そのため、社会課題やNPO団体の活動を周囲に伝えることや、団体の担当者が講演する機会を設けることは、重要な社会貢献活動です。それにより、寄付や遺贈寄付、ボランティア、プロボノ活動などをしたい人を、NPO団体などに紹介します。そのためには、NPO団体などと接点を持ち、その団体のニーズを把握することが必要です。

社会貢献には様々な形があります。社会貢献イベントを開催したり参加したりすること、地域おこし、企業のサテライトオフィスを誘致すること、地元の祭りや行事に参加することなどがあります。また、子ども食堂を通じて地域の経済的に困窮している子どもたちに食事を提供することや、チャリティーバザーでの不用品販売を通じて、売上を福祉団体や支援活動に寄付することもあります。シニアサポートでは、高齢者向けに健康チェックや軽い運動プログラム、レクリエーションを実施します。

プロボノ活動としては、子ども向けの学習支援やキャリア教育、ITスキルの提供などがあります。また、プロボノ活動フェアなどで、専門家が参加者に対して法律相談、キャリア相談、ITサポートなどを無料で行うこともあります。

さらに、社会起業家として事業を経営する方法もあります。社会起業家(ソーシャル・アントレプレナー)とは、社会課題をビジネスの手法を用いて解決する起業家のことです。収益を生む形で社会課題解決に向けた活動を行います。 ビジネスモデルの例としては、まず病児保育事業が挙げられます。日本では約7割の世帯が共働きですが、病気の子どもを預けられず仕事に支障をきたすという社会課題を解決すべく、病気の子どもを預かるサービスを展開しています。次に障害者雇用支援です。障害者が働ける環境を整え、雇用の機会を提供し、自立支援を行います。そして食料自給率の向上に向けた農業です。農地バンクを活用し、スケールメリットを活かした高利益率の農業モデルを構築します。

社会貢献の心構えとして大切なのは、「助けてやっている」という意識や見返りを求めないことです。「寄付してやっているのだから」とか「ボランティアに参加してやっているのだから、もっと感謝しろ」という心構えであれば、社会貢献はしない方が良いです。見返りを求めず、「貢献させていただく」という意識で臨むことが大事です。また、様々なバックグラウンドの方が参加しているため、自分の方法や考えが絶対に正しいと押し付けずに、相手の立場やニーズを尊重します。写真撮影やSNS投稿の可否については、必ず主催者に確認をしてください。シェアしてほしいケースもあれば、一切禁止のケースもあります。

ボランティアは、1回活動するだけでは人生の満足度は高まりにくいものです。活動を継続することでスキルや経験が積み重なり、高い成果を出せるようになることが、さらなる継続への意欲につながります。主催者側としても、中途半端な気持ちで参加されると負担になることがあります。ギリギリの人数で活動している場合、参加者に仕事を一から教える手間を取るのも大変だからです。そのため、継続的な参加が何よりありがたいのです。例えば、3ヶ月を1クールとして週1回参加する場合、その半分以上の出席をお願いするといった形で、自分にできることを継続することが大切です。

そして、「日本を元気にする」ということについてお話しします。蛇口をひねれば水が出る、電気をつければ夜でも明るい、病気になれば医者にかかれる。この生活を享受できるのは、先人の努力のおかげです。戦争で亡くなった方の多くは、遺書に「未来の日本のために、未来の子どもたちのために」と書き残していました。後世のために命を懸けた先人たちがいたのです。 今の日本の状況で、子や孫の世代が平和に暮らせるのでしょうか。自分の世代だけで先人の恩恵を享受し、後世のことは知らないという考えは許されるものではありません。先人の恩は後世に返す、そのことが大事なのです。

私たちは、感謝しきれないほど先人の方々にお世話になってきました。そのご恩を自分たちだけで受け取り、「後のことは知らない、日本の未来は知らない、自分さえ良ければそれでいい」という気持ちで過ごしていいはずがありません。少しでも、後世のために、日本の未来のためにできることをさせていただこうという姿勢が大切です。 治安が良く平和な、この便利な生活は決して当たり前のことではありません。他の国を見れば、大変な状況にある国はたくさんあります。このような生活を送らせてもらっているのは、先人の思いがあるからです。先人から受け取ったものを後世に残し、バトンを引き継いでいかなければなりません。

今の日本の実態から考えて、子どもや孫の世代が安心して暮らせると思えるでしょうか。「いつか誰かがどうにかするだろう」という意識ではいけません。社会の実態を知り、危機感を覚え、そこから何の行動も起こさなければ、状況は悪化していくだけです。今、自分に何ができるか、何ができないかという意識を持って一人一人がアクションを起こし、それをライフワークとして継続的に取り組む姿勢が大事です。継続することが、日本を元気にします。

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