PM理論

組織心理学者である三隅 二不二(みすみ じゅうじ)氏です(1966年に提唱したPM理論という有名な理論があります。これは、組織を成長させる人は次の機能を発揮します。

まずP機能、パフォーマンスファンクションです。目標設定や指示、指導により、チーム全体、組織全体の成績や、生産性を高める力です。これは量的成長につながる機能です。

そしてM機能メンテナンスファンクションです。人間関係や雰囲気を良好に保ち、組織のチームワークや一体感を強化して、維持する力です。これも質的成長をもたらします。このP機能とM機能の要機能を発揮する人が組織を成長させる人だということです。

したがって、組織の成長のためには、上司には次の仕事が求められます。

プレイヤーの仕事、営業や技術、現場作業における書類作成などの個人の仕事です。そして、P機能を果たす仕事とM機能を果たす仕事。この3つの仕事が求められることになります。したがって、部下を持つ人というのは、自分には3つの仕事があるんだというふうに自覚してもらうことが大事になります。

ところが、上司といえども、自分の仕事は一番、プレイヤーの仕事、営業や技術、現場での作業、書類作成があります。その片手で、部下の面倒を見ながら、組織を成長させていくことになります。どういうことか、もう少し詳しく説明していきます。

仕事が3つあるというふうな認識を持つということが大事なわけです。この認識を持つだけでも、仕事の仕方が変わってくることになります。自分の仕事は3つあります。このP機能、そしてM機能を、いかに果たしていくというところが求められるんです。量的成長と質的成長とは一体何であるか。これを一人一人メンバーに考えてもらうということがとても大事になります。

量的成長と質的成長を説明した上で、では、我々はどういう状況になれば量的成長したと言えるか、または質的成長したと言えるのか、これを考えてください。そのようにテーマを与え、ディスカッションをさせます。そして発表させます。その後、じゃあ、そのために我々はどういう動き方をすべきだと思いますか、まず各自で考えてくださいとします。そして考えるわけです。自分たちはこういう動き方を自分はするべきだと、それを発表してもらうわけです。他の人、どうですかと。私はこういう動き方をするべきだと思います。いいですね。素晴らしい。あなたはどうですか。私はこういう動き方するべきだと思います。素晴らしいですね。そういう風にしてくださいと。このように質問をして問いかけて。どんな状況になったら、量的成長、質的成長したかと言えますかとそして、そのために、あなたはどういう動きが求められますかとこういうふうなことを問いかけて、考えて答えてもらい、答えていただいた内容を褒める、認めてあげる。そういうふうにしていくと、自然と組織の成長に向かって導いていけるわけです。

これらは、会社や部門の状況によって、それぞれ異なるわけです。そういうふうに、組織の成長に向かって動いていく必要があるのです。大事なのは、組織の成長に向かわせるということであります。

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