組織の成長とは
現在、人材市場の動向について、生産年齢人口、これは15歳から64歳までの推移について、2020年は8,103万人でありましたが、2030年には6,875万人、2040年には5,978万人、2050年には5,275万人と、このように減っていくようになります。おおよそ10年で1割ずつ減っていくことになります。したがって、会社も10年で1割ずつ、社員が入っていくというふうに考えていくのは、ある意味自然な流れかもしれません。それでも業績を伸ばしていかなければいけないという時代になっています。これだけ人が減って、かつ人材を取るのも大変です。
また、マイナビが平均初年度年収の推移というデータを出しています。2018年には428万円でありましたが、今年になると2026年は512万円、 8年で84万円増となっています。ここまで人件費が上がっているのです。なので、一昔前は400万円台で十分人が取れていたということが、現在は500万円以上払わないと人が来ないということになります。
人が取れない。では、仕方ないので、募集広告で給料の金額を上げようと、これずっといろんな会社がやっているわけです。今、この状況で、人件費がすごく高騰している。そして、利益率も下がっている。今後の採用の提示額はさらに上がると思われるため、予算はさらに上がることが予想されるため、離職防止と採用戦略がさらに重要になります。この意識を全メンバーに持たせることが必要になります。離職を防ぐということが今まで以上に大事になります。そして採用戦略です。採用戦略は魅力的に募集広告を書かなければいけなくなります。しかし、嘘は書けません。嘘の募集広告が書いてあって、入ってみたらわかるわけです。話しが違うぞとなり、そしてやめてしまいます。ただやめるだけだったらいいのですが、怖いのは口コミです。口コミサイト、転職会議とか色々あるわけですが、その中に書かれるのです。募集をかけた際に応募する側としては、まず求人広告を行います。募集広告の内容を見たらいいなと思ったら、その次すぐ募集はしません。その次はそこの会社のホームページに行きます。そしてホームページもいいなと思ったら、次は口コミサイトに行きます。口コミで特にネガティブなものがないかというのを確認してからエントリーをします。ただ、ネガティブな口コミが書かれてしまうと、その会社の採用活動に対してものすごい悪影響がずっと及ぶのです。とても恐ろしいことです。こんなネガティブな口コミを書かれたら、もう会社の生命線を絶たれる可能性すらあります。特にパワハラまがい、あるいは嘘、この会社は嘘を言っているとか、こういうふうに口コミを書かれると、それは採用活動が途端に不利になってしまいます。そういうふうなことを書かれないように、嘘の募集広告は書けないのです。
そうであるならば、魅力的な募集広告を書くには、実際にそういう組織になることが必要なわけです。
そのための組織づくりは、全社員で行う必要があります。つまり、採用戦略は全社員で取り組むものであります。このような意識を全社員に伝えていくということが大事になります。